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詩もどき

<< 水と氷 >>

 氷はかたい 水はやわらかい
 氷は冷たい 水はあたたかい
 氷は凶器になり 水は傷を洗う
 氷の傷は傷のまま 水は切ってもすぐもとに

 氷のこころは
 自分の心をとざして
 他の人のやさしさをはねつけます
 他の人のこころを氷つかせます

 他の人のあなたを思うやさしさを
 あなたの氷がはねつけると
 あなたの心がひろがりません
 あなたの心はいろいろな智慧を
 受け入れてひろくなれるのに

 誰でもしあわせになりたいと思う
 あなたの氷がそのような他の人にぶつかると
 その人の心をぐさりときずつけます
 つめたくこおりつきます

 でも氷はとけます
 あなたの心もとけます
 水のようなやわらかなこころは
 他の人のやさしさもうけいれます
 他の人のやさしさをすなおにもらえば
 きずついたこころがあらわれます
 他の人にきずつけられたと思っても
 水のこころはすぐきずを
 ふさいでなめらかになります

 水のようなやさしいこころは
 他の人にやさしさをあげられます
 他の人のこころをひらき
 きずつけることもなくあらいます


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「てづくり素材館 Crescent Moon」