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自己洞察瞑想療法=SIMT
本 を 読 ん で
=本を読んで実践される方の疑問と解決
(#G-S1-03)呼吸法(自己洞察法)にはいると眠くなりますが?
瞑想を長く(6カ月とか3年とか)する人は、眠らずに40分ほどできます。 すなわち、呼吸法をすると、まもなく眠くなり、実際眠ってしまうのは、やはり、脳内に変調があるためでしょう。交感神経が過敏な状況があり、呼吸法をすると副交感神経が優位になって興奮がしずまって、眠くなるのでしょう。それでも、自己洞察法を2,3か月やってると、もう眠らなくなります。交感神経の過敏さと呼吸法による副交感神経の活性化との落差が小さくなり、呼吸法を開始しても、眠らなくなるのでしょう。
そこで、SIMTを開始してまもなくの人で、眠たくなる人は、次のような工夫をしてでも、決めた目標の時間(最初の一月は10分ー15分でしょう)はするようにしてください。 脳は甘やかせると、いつまでも甘えるものです。(反復される)
坐ると眠くなるというくせをつけてはいけません。25年ほどまえ、禅寺に行った時、長年月坐禅をやっているという猛者が、坐禅中に眠っているのをみました。眠ると、効果ある神経回路は休みますので治療のためのトレーニングにならず、心の病気は治りにくいので、眠るくせをつけないようにしましょう。
猫背になっていませんか。そうなると、眠りやすいです。背筋を伸ばしましょう。
自分を叱る。「治りたいのだろう? 眠気をさませ!」と唱える。または、そう書いた紙をかたわらに置いておく。眠くなったらそれを見る。
そばに、おしぼりを用意しておいて、眠くなったら顔をふく。
呼吸法をする時間を変える。食後30分はさける。
目を閉じてやっていませんか。 目は開けてやってください。目からの情報は多量で大切です。目からの情報が入る中で呼吸法(自己洞察法を入れた)をトレーニングします。
SIMTはリラクセーションではありません。心の中に現れるさまざまな心理現象を観察するのです。見るのも視覚作用で、心に現れる現象です。