top
>
質問の目次に戻る
自己洞察瞑想療法=SIMT
本 を 読 ん で
=本を読んで実践される方の疑問と解決
(はじめに-#02)1ページに「第三世代の認知行動療法」とありますが、どういうことですか?
次の記事に詳しい説明があります。
◆
認知療法(第2世代)の弱点を補うものとして展開しているマインドフルネス心理療法
認知療法のように認知(内容)とは戦わない
☆マインドフルネス心理療法では、過去(今日1日)となった自分の思考を振り返り 、その思考内容を支持する/または反論する証拠を集めることを 強調しない。
認知療法(第2世代)とは違う
☆うつ病患者は自己の問題に関する反すう(想起と思考)に多くの時間を費やす。反すうは抑うつ を深刻化させる。 マインドフルネス心理療法では、反すうのプロセスを取り扱い、反すう(思考、認知)の内容ではなく種々の機能を特定して、機能の改善を標的とした作業を行う。
自己洞察瞑想療法(SIMT)では、種々の機能の現在進行形での観察、価値実現の反応パターンの選択行動を「意志作用」と呼ぶ(西田哲学の用語)。
メタ認知
☆心理学も作用の作用についての研究にはいってきている。メタ認知心理学。 マインドフルネス心理療法の方向にすすんできている。
認知の修正ではなく意志作用の活性化
(図L8-d)衝動的行動と自由意志
☆意志作用は知りつつ働くこと。現在進行形で苦悩を作らない意志作用の活性化のトレーニングが自己洞察瞑想療法(SIMT)。
認知の修正ではなく意志作用の活性化
☆判断作用よりも、思考作用よりも深い意志作用。現在進行形で働く本音はエゴ的な判断作用である。現在進行形の本音に気づくこと(これも意志作用の一つの要素)が心の病気の改善になる。
認知の修正ではなく意志作用の活性化
☆人の心理作用は種々あるが、同一レベルではない。知覚、思考、感情、本音よりも深い意志作用。(さらに深い「直観」がある)