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自殺防止のために=10の共通心理を理解する
自殺が毎年3万人という痛ましい事態が、数年継続しています。社会の制度を変えていかないと自殺は減少しない側面もあるのですが、周囲の人や教育・医療・福祉の関係者が、悩む人の心理を理解して、気をつけて、支援をすれば、救えることもありそうです。「シュナイドマンの自殺学」(金剛出版)に、「自殺に関する10の共通点」があります。これで、自殺する人の心理を理解しておいて、少しでも、自殺を防止したいと思います。
(1)自殺に共通する目的は、解決策を探ること
(2)自殺に共通する目標は、意識を止めること
(3)自殺に共通する刺激は、耐え難い痛み
(4)自殺に共通するストレッサーは、心理的要求が満たされないこと
(5)自殺に共通する感情は、絶望感と無力感
(6)自殺に共通する認知の状態は、両価性
(7)自殺に共通する認識の状態は、狭窄
(8)自殺に共通する行動は、退出
(9)自殺に共通する対人的行動は、意図の伝達
(10)自殺に共通する一貫性は、人生全般にわたる対処のパターン