自殺の削減・政府の目標は10年間に5千人の削減

 政府の「自殺対策関係省庁連絡会議」が12月26日(05年)開かれ、自殺予防の総合対策を決めた。年間3万人を超える自殺者を今後10年間で約5000人減らし、2万5000人前後とする目標を盛り込んだ。全都道府県に民間団体も参加する「自殺対策連絡協議会」を設けるよう促す。 (朝日新聞、12/27/2005)
8年連続で3万人を超えている。政府が自殺者削減の数値目標を掲げるのは初めてだという。
 私どもも、マインドフルネス、アクセプタンス心理療法を用いた新しい心理療法(「自己洞察瞑想療法」)を用いて、うつ病、自殺念慮のカウンセリングを行っている。アメリカでは、うつ病についても、マインドフルネス心理療法を種々のプログラムを開発して、うつ病の治癒に貢献しているという。私どもも、同様の心理療法を用いているが、個別カウンセリングが中心だった。06年度からは、定型化したグループ・セッションを行っている。こうした方法で、うつ病の治癒、自殺減少に貢献できる。