厚生労働省白書を公表

 政府は、9月8日に、厚生労働省白書を公表しました。
 「支え合いの循環」をテーマに掲げ、「国民が家族とともに地域で支え合って暮らすことが可能となる社会」を目指し、地域での様々な形の支え合いの活性化や、仕事と生活のバランスの実現のため働き方の見直しを強調する内容となっている。」(朝日新聞 9/08/06 夕刊)
 「地域を変える試みとして、各地の事例も紹介されています。 白書はホームページで公開されております。
厚生労働省HP(概要) 目次
平成18年版

厚生労働白書

持続可能な社会保障制度と支え合いの循環 〜「地域」への参加と「働き方」の見直し〜

(概要)

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目次

第1部  持続可能な社会保障制度と支え合いの循環
  〜「地域」への参加と「働き方」の見直し〜

第2部  主な厚生労働行政の動き

第1章  生涯にわたり元気で活動的に生活できる社会の構築
 国民の健康寿命を延ばすことを目標に、働き盛り、女性、高齢者の国民各層を対象とした「生活習慣病対策の推進」、「女性のがん緊急対策」、「介護予防の推進」に関する施策の推進及びそれらを支える科学技術の振興を図るための「健康フロンティア戦略」の推進、がん対策の推進に向けた取組み等について紹介する。

第2章  次世代育成支援対策の更なる推進
 子どもが健やかに生まれ育つための環境を整備するための取組み(次世代育成支援対策)として、子育て支援対策の充実、仕事と家庭の両立支援対策の推進、児童虐待、配偶者からの暴力への対応策などの様々な取組みについて紹介する。

第3章  フリーター、ニート等若者の人間力の強化と職業能力開発の推進
 フリーターや、いわゆるニートの状態にある若年無業者等の増加傾向を転換させるための「若者の自立・挑戦のためのアクションプラン(改訂版)」等に基づく取組み、職業能力開発促進法の改正や第8次職業能力開発基本計画の策定等の職業能力開発の促進に関する新たな展開や企業ニーズ等に対応した職業能力開発の推進、キャリア形成支援のための条件整備の推進について紹介する。

第4章  雇用のミスマッチの縮小等のための雇用対策の推進
 雇用情勢の変化に機動的かつ効果的に対応していくため、早期再就職支援の強化や地域主導による雇用対策の推進、民間との共同・連携による就職支援、各種の雇用対策などについて紹介する。

第5章  高齢者が生きがいを持ち安心して暮らせる社会の実現
 持続可能な介護保険制度の構築及び関連施策の推進に向けた取組み、65歳までの雇用の確保や再就職支援の推進、高齢者の多様な就労を促進するための取組み、長期的に安定した信頼される年金制度の構築を目指し、安定的で効率的な運営を確保するための施策の推進などについて紹介する。

第6章  障害者施策と地域福祉の推進
 障害のある人もない人も、互いに支え合い、地域で生き生きと明るく豊かに暮らし、働くことのできる社会を目指すという理念(ノーマライゼーション)に基づく、障害者自立支援法を始めとする各種の障害者施策のほか、生活の拠点である地域に根ざした福祉・雇用を推進するための施策などについて紹介する。

第7章  安心・安全な職場づくり
 安全・安心な職場づくりのための、労働時間の法定基準の遵守指導など労働条件の確保・改善等に向けた取組みや過労死を含む労働災害の防止への取組み、多様な働き方を可能とする労働環境の整備、雇用における男女の均等な機会と待遇の確保、労使関係ほか労働問題の解決を促進するための施策などについて紹介する。

第8章  国民が安心できる医療の確保
 すべての国民がいつでも必要な医療を受けることができる仕組みを将来にわたり維持していくため、医療費の適正化の向けた取組み、質の高い医療が提供できる体制を整備するための取組み、感染症・疾病対策に関する取組み、医療制度構造改革を中心とする医療保険制度運営などについて紹介する。

第9章  医薬品・食品の安全性の確保
 医薬品、医療機器等の安全性の確保のための取組み、血液事業や薬物乱用防止対策などの様々な取組み、食品の安全性確保や正確でわかりやすい情報の発信のための取組み、健康危機管理体制の整備のための取組みなどを紹介する。

第10章  国際協力への貢献
 WHO、ILOを始めとした国際機関の活動への積極的な参加・協力の状況や、開発途上国への保健医療や社会保障、職業能力開発、労働条件・雇用の改善の分野における協力等の取組みについて紹介する。

第11章  行政体制の整備
 厚生労働省における、三位一体改革の推進、規制改革への取組み、情報化の推進に向けた取組み、特殊法人・公益法人に関する取組み、情報公開や個人情報保護に関する取組み、政策評価や所管独立行政法人の評価、厚生労働行政に対する国民の信頼回復に向けた取組みなどについて紹介する。