自殺予防地域の取り組み
秋田県4つの町でモデル事業=保健師・民生委員・一般人が自殺防止の活動で成果

秋田県の試み

 秋田県は自殺率が最も高い。自殺を減らそうとして、秋田県は4年前から幾つかの対策を試行している。NHKで、それを紹介した。  「死にたい」と言っていた母親(72歳)に、その子ども夫婦は病院に連れていっていたが、悪化し、 自殺した。親の気持ちを汲みとれなかった、とい人。  秋田県は秋田大学医学部と協力してアンケートを実施した。その結果  秋田県で、4年前からとりくんでいる自殺防止の対策は、  こうして、モデルとなった4つの町では、自殺率が減少している。
 テレビでは、幾つかのモデル事例が紹介された。  防衛医科大学校教授・高橋祥友氏は「家族では問題が見えにくい。重症にならないうちに専門家に相談することが大切」という。また、種々の組織との連携、地域のささえあい、があれば、もっとよいという。フィンランドでも、自殺の減少に十数年かかった。日本も、数年で終らせるべきではない、という。
 このように、薬物療法以外でのとりくみもうつ病の治癒・予防や自殺の減少に大きな貢献をする。4つのモデルの町以外にも展開していくべきである。そして、やはり、必要があれば「医者」を紹介するというが、その医者の体制を整備していくべきである。また、薬物療法が十分に効かない場合の代替策も含めて課題は多い。