報道にみるー苦悩の現場

自殺率高い医・歯学生

自殺率高い医・歯学生

 医者は、ストレスの大きい職業のようですが、医学部の学生も自殺率が高くなっています。

 警察庁生活安全局地域課の「平成15年中における自殺の概要資料」によれば、医者の自殺者は、79人であった。医者はストレスの大きい職業である。
 医大生は、学生時代から自殺率が一般の大学生よりも高い。しかも、医大生でありながら、自殺する前にうつ病ではないかと自覚し専門医の診察を受けていない。医大生も医者も自らのストレス、うつ病、自殺念慮について自覚し、対策をとるべきである。
 大学の保健管理部門が関与していた例は183人(19%)もありながら、これも自殺されたのだ。医学部生(その親が医者であることも多い)でさえも、だ。 薬物療法を受けたのかもしれない。薬物療法が効かない人も多いので、医学生は特に薬物療法が効かない場合に、専門であるがゆえに治療の限界を知り絶望するのではないのか。 うつ病、自殺の防止法が現代医学では充分に開発されていないわけである。