いじめ自殺で学校側不適切な対応

 千葉県市原市の中学校で00年10月、いじめをほのめかす遺書を残して自殺した3年生の女子生徒(当時15歳)の両親が、学校側の不適切な対応と同級生らの執拗(しつよう)ないじめが自殺の原因として、市や県などに損害賠償を求めた民事訴訟で、いじめ発見で不適切な対応があったと認めた。市、県、元同級生5人が和解金を支払う。(毎日新聞 2005年11月28日)

 いじめによって、子どもが自殺されることは、まことに痛ましい。いじめがあると父兄が学校に対応を求めても、適切な対策をとってくれないことがあるのだろう。子どものいじめの兆候が見られた場合、これも、地域の住民が支援する体制を作りたい。中学生の父兄は若いので、仕事がいそがしく、子どものいじめの現場を発見するとか、監視している余裕がない。子どもは、両親が仕事からかえってくるまで、いじめのつらさに泣き続けているかもしれない。うつ病になってしまっても、まだ自分の感情や気分を表現できずに、自殺してしまうかもしれない。
 いじめがあったら、学校外の相談機関に相談できる場所を作る。時間に余裕のあるボランティアが支援する。子どもは、自殺しないよう、うつ病になっていたらうつ病を治すようにメンタルな支援を開始すると同時に、組織的な調査を開始して、組織的に学校や加害者の両親などへの対応をせまる。また、いじめられるとつらいこと(苦しみを自分にひきあてて共感できるようになること)、いじめられるとつらくて自殺することもあること、「いじめ訴訟」で、加害者が責任をおうことをかねてから、学校で教育する機会をもったらよいと思う。
 「自己洞察瞑想療法」は、いじめによる自殺も防止できる。うつ病によるから。そして、加害行為を改善するように訴えたい。