募集しています=専門家・ボランティア
当協会は、NPO(非営利・非宗教団体)として活動しています。ご協力くださる専門家・ボランティアの方を募集します。
この企画は、日本マインドフルネス精神療法協会と協働で推進します。
- 心理療法の支援活動は少数の大きな組織よりは、地域の中に根ざした小さな組織か個人の活動が向いています。心理療法は大きい組織がいい活動をできるわけではありません。
- 「組織を超えた専門家・ボランティア集団」がコンセプトです。
- 研究所は少人数の役員により、活動を企画、運営しています。法人としては小さな団体です。
この団体ではボランティア活動は何とか間にあっていますが、組織外に多くの支援者・ボランティアが必要です。
【背景】
- うつ病、不安障害などが治らずに自殺が減少しません。日本のうつ病、不安障害の治療法は、薬物療法中心主義であり、認知行動療法を提供することがあっても、完治せずに、長く苦しむ人が多勢います。うつ病、不安障害などが治らないと自殺が起ります。
(⇒背景の詳細)
- 心理療法でうつ病などを治すためには、
援助者の相当の時間が必要になります。
この問題に近い精神医療の専門家(医師、心理士)は現在の職務に忙しいので、ボランティアが援助に動くしかないのが日本の現実です。
- なぜ、精神医療の専門家が新しい心理療法の提供に動きだしにくいのでしょうか。人の命の時間は限られており、人間は自分の関心あることに人生をかける意味を見出す存在であることです。人には、みな、自分の好きなことをする自由があります。医師や心理士には、それぞれ自分で選択した職域の役割を果す責任があります。契約する組織、所属する組織の方針と原則として期待する技術・スキルによって社会的責任を遂行していきます。
そうして、現在の業務でもかなり忙しい状態です。組織や社会の評価も得て満足を得ている専門家は、そのほかの新しい心理療法を習得する必要性もなく、時間的な余裕もない状況でしょう。現行の職務に専念できており、生きる意味を感じており、これを放棄してまでも、新しい心理療法を習得し普及することに人生をかける動機はないでしょう。このようなわけで、新しい心理療法が必要でありすぐ導入したいと動く専門家(医師、心理士など)が現れてほしいのですが、現実には多くありません。
-
しかし、患者さんは苦しんでおられます。マインドフルネスは、新しい領域で、新しいスキルです。新しい人材が、組織にも縛られず、自分の自由意志で、
日本全体を活動の場として活動していきましょう。
医師、心理士以外の
他のみなさんはすべて他の自分の夢(政治、経済、教育、学問、福祉、スポーツ、芸能、などすべての産業領域)に関心を持っておられて、そのことで忙しく、満足しておられるために、
マインドフルネスでうつ病、不安障害などで苦しむ人の援助することを
人生の価値(意味)とする人は少ないのです。西田哲学の行為的直観がそれを教えています。人間とは自分自身の夢、願い、人生の生きがいのために生き、行動するのです。薬物療法でも治らない人を治す支援をすることに生きがいを発見する人は少ないのです。
【なぜ「組織を超えた専門家・ボランティア集団」か、なぜ当NPO法人の外の専門家・ボランティアか】
★患者さんのそばで活動するために「組織(当法人)を超えた専門家・ボランティア集団」がコンセプト
当活動はうつ病などを治す長期的な支援をするという特殊性があり、次の理由から、1箇所の大規模な組織では十分に成果をあげにくいことがわかりました。そこで、各地の支援者・ボランティアが地元で小さな集団または個人で行動していくのがいいと考えて、この数年、カウンセラーの育成と、当NPOに拘束されずに、自主的に活動することを奨励してきました。
- 全国にうつ病などが治らないで社会的行動ができないとか自殺する人
薬物療法や従来のカウンセリングで治らない患者さんが全国各県に多数おられます。自殺が全国に起きています。ある県では、うつ病が治らず自殺が起きてもやむをえないということはありません。他の問題は、ある県になくてもやむをえないということはあるでしょう。しかし、うつ病を治すということは、かかってしまったすべての人の、すべての家庭の悲願であるはずです。「組織を超えた専門家・ボランティア集団」をコンセプトとして、日本全国、世界を活動の場と考えていきます。埼玉県外、外国にお住まいの日本人の方がマインドフルネス心理相談員になって、その県で、その国でうつ病、不安障害になった方を援助してあげてください。
- 援助期間が長くなる
薬物療法などで治らなかった心の病気が心理療法で治るまでには、1年、2年の長期間かかります。このNPOが多数のカウンセラーをかかえて、遠隔地に援助に行くことは、交通費、宿泊費がかかり、現実的ではありません。逆に、全国のクライエント(患者さん)が埼玉のNPOに1年も通うのも、交通時間、交通費、宿泊費がかかることから、現実的ではありません。
- 先駆的な心理療法であるため患者さんに知られていない
このマインドフルネス心理療法(SIMT)に関心を寄せ、
これで治したいというクライエントもこの地元に多くありません。関心を持つ人は少数、全国に点在しています。現状では、全国的に、この心理療法は知られておらず、公的な機関による啓蒙もなく、希望する
クライエントが多くありません。これまで、
この蓮田のNPOには一人のカウンセラーで十分でした。
- 埼玉に多くのボランティア志願者はいない
当NPOの拠点は埼玉ですが、この地元で、支援者、ボランティアになる志願者は多くはありませんでした。ボランティア志願者も少数、全国に点在しています。新しい心理療法でうつ病、不安障害の一部が治るということが全国的に知られていません。そのために、新しい心理療法を習得して支援者になりたいという人はどの県でも多くはありません。
- 心の病気は信頼でき親密な地域に根ざした援助者であること
心の病気は微妙でありプライバシーの点や信頼できる地元の援助者でないと、相談しにくい心理がクライエントに働くようです。遠くから援助者が来ても、心を打ち明けて、支援を求める気持ちになる人は少ないようです。たとえば、
埼玉のNPOが被災地の支援に行っても、相談においでくださる人がいるとは考えられません。被災地の方の支援は、被災地にお住まいの援助者が信頼を得ていますから、地元の人が行うことによって、効果的に進められるでしょう。この心理療法は、この小さなNPOが推進しており、
信頼を得られにくく、新しい心理療法であるために専門家にさえも知られていないために、特に受け入れにくいことが理解できます。
- 遠い地区の
組織(当法人)の枠に入れば、自由を束縛される
遠くの大きな組織に所属すると、その規則に拘束されて、現地の人々のために自由な活動を抑制されてしまいます。遠いために交通費、宿泊費、時間がかかるために行けません。
以上のような現状により、マインドフルネス心理療法の支援者、ボランティアになりたい人は、当研究所とは独立して自分の場所で自分でNPO(法人でも任意団体でも個人でも)を作って活動していただくことを奨励しています。10年後でも、状況が変われば、この方針も見直すことでしょう。(後継者により)
【専門家・ボランティアの種類】
- A)「マインドフルネス心理相談員」になる専門家、ボランティア
今、いくつかの都府県におられるマインドフルネス心理相談員のところに、驚くべきほど遠くの患者さんが支援を求めています。近くに、マインドフルネス心理相談員がいないからです。うつ病、不安障害、過食症などが治らないで長く苦しむ人が全国におられます。全部の都道府県にマインドフルネス心理相談員がいてほしいと願っています。
- 事業内容が新しい心理療法の開発やカウンセラー育成であり、高い専門性を必要とするため、治療スキルをお持ちでないボランティアのかたでは活動が難しいため、当NPOの組織の中には、ボランティアを募集していません。しかし、スキルを習得して、各県(外国でも)で自立してボランティア活動を行う方を育成していきます。援助するスキルをもった援助
活動をしたい方は、講座を受けて、その地区でその国で自立した支援者になって援助をすすめてください。
- 心の病気の人(クライエント)の援助活動が重要な活動です。
これは、一つの地区には一人のカウンセラーで十分であり、むしろ遠くの地区で独立して援助活動することを推奨しています。実際に、数県でカウンセリングの場を作り、活動を開始しておられます。(⇒こちらに各都府県で自立して活動するカウンセラー)
今後も、スキルを習得して自立して活動を行っていくことがこの種の活動内容には推奨されます。
- その県のカウンセラーの場合、会計やホームページなどのスキルを持つスタッフを募集するかもしれません。(当研究所は現在のところ募集していませんが。)
- B)「カウンセラー育成講座の講師」=カウンセラーの育成も各地のマインドフルネス心理相談員がボランティアが分担で
埼玉だけでカウンセラー育成講座を行うのでは、普及が遅れます。2014年から、カウンセラーの育成も、各地のマインドフルネス心理相談員が支援者となって、得意領域を分担して講座を行っていく方式(講師には講師料を支払う)を模索します。西田哲学、神経生理学、呼吸法の実習支援スキル、襌と仏教、うつ病と不安障害、など自分の得意領域のスキルを熟練させてください。その方に、その地区か他の地区でその得意テーマの講師を依頼したい。こうして、全国にマインドフルネス心理相談員を増やしたい。ある科目の講師になってください。
- C)「マインドフルネス精神療法士」=叡智的自己・人格的自己レベルのマインドフルネスの開発に協力してくださる方募集
本の出版で一応、意志的自己レベルのSIMTができました。もっと深いマインドフルネスを開発しなければなりません。襌の修行に似た長期の実践と哲学の勉強が必要です。自分の職業、組織の場で、叡智的自己、人格的自己とはどうあることなのかを私どもと協同で学習し、試行しながら、開発していきます。マインドフルネス心理相談員の講座を修了した人が対象です。また、がん患者さんもご協力ください。がん患者にとって、叡智的自己、人格的自己とはどういう生き方であるのか考えて、ごいっしょにマインドフルネス的生き方を実践しながら研究開発していきましょう。2014年7月に、叡智的自己のマインドフルネスの本が出版されました。
- 自治体、病院、民間企業などに所属する人による普及も
どこかの自治体、民間組織、病院などに所属して、マインドフルネス心理療法を活用なさりたい方も、講座を受講して構成員やクライエント、患者のご支援にご活用ください。ボランティア活動ではなくて、職業としてマインドフルネス心理療法(SIMT)を活用して、支援していく専門家も多数必要です。ボランティア活動では、高度のサービスを提供できないという制約もあります。