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相談
*** 岩手、宮城、福島県でマインドフルネス心理療法の講座・相談 ***
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マインドフルネス総合研究所代表の著書が2013年6月に発行されました。
受講希望の方があれば、被災県のどこかで、カウンセリング、支援者の育成講座を開始します。関心のある団体、個人のかたは、ご連絡ください。ご相談してすすめていきたいと思います。必要であれば、ご説明におうかがいいたします。
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<趣旨>
うつ病、PTSDなどを心理療法で治すスキルを持つ人の育成
大震災の後は、10年にわたって、心の病気のかたが増えると言われます。薬物療法だけでは治らない人もおられます。心の病の方のご支援は、長期間継続することや、よその者よりも、苦難を伴にされた現地の方のほうが安心できると言われます。今回は、特に被害が大きく、皆様の苦痛ははかりしれません。
そこで、私たちは、後方からお手伝いさせていただくことを希望しています。うつ病や不安障害に効果のあるマインドフルネス心理療法(SIMT)の改善支援のスキルを2013年夏から、現地の専門家(*)、支援される方(医師、看護師、作業療法士、民生委員、さまざまな領域のNPOスタッフの方、あるいは、心理士、これから心理カウンセラーになりたい方)などに、移転したいと考えています。そのご理解をしていただくためにご説明をさせていただきます。現地に希望のあるところで講座を行います。
(*)さまざまな年代のうつ、ひきこもり、不安障害、過食症、DV、虐待などの支援に関わる人、団体。これから、そういう支援をしたい方。
- スキルの習得のためには、丸1日の講習を毎月1回、半年から1年の連続の講座が必要です。助成団体に助成金を申請して、それを交通費、滞在費、会場費、テキスト費にして、実行する計画です。助成が得られなければ、3カ月(前半のみ)、当研究所が単独で行います。
- 受講を希望される方のご連絡をお待ちします。
次のようなことができます。
- まず、マインドフルネス心理療法を知っていただくプログラム
- 「マインドフルネス心理療法とは」(講演)、2時間くらい。
- 相談、カウンセリング(お一人1時間程度)=うつ病、自殺防止、パニック、心的外傷後ストレス障害(PTSD)など。希望が多い場合、グループセッション(1回、3時間程度)になります。
- 連続講座「マインドフルネス心理療法の基礎講座」(自殺防止・うつ病支援の心理相談員=マインドフルネス心理相談員の養成)。うつ病などの人の改善の支援、予防の支援ができます。
- お問い合わせ、ご参加のご希望はメールでお願いいたします。
上記の講演のあとは、次の3ステップになるでしょう。もちろん、すべての
人が、「ボランティア活動を」というわけではありません。また、下記以外のステップでもかまいません。ご相談いたします。
3つのステップ
- (1)講演にご参加の方の一部、数人でマインドフルネスを推進するサークルの形(任意団体)を作る。あるいは、一企業、学校でもいいのですが。講座の推進母体になるだけです。まだ支援活動はしなくていいです。
- (2)2013年以降に、そのサークル(またはその組織)の行事として、半年から1年、
マインドフルネスの支援者育成の講座を開催していく(参加できるのは、そのサークルの会員はもちろん、広く募集する)。県や助成団体の助成を受けて、私どもの交通費、滞在費をカバーしたい。私どもは報酬は無償でいいが、費用実費は助成を受けたい。もし、助成が得られなければ、ある程度、こちらの自費で実行します。現地の方の熱意次第です。
あるいは、単に、それぞれ別々の受講希望の方が独自に受講するのでもかまいせん。ただ、受講していただく形です。
- (3)受講なさった後は、主に2つになるでしょう。
- (A)自分の職場などで活用
受講なさったかたは、それぞれの職場(病院、学校、企業、NPO,
自治会など)で、あるいは単独で、活用していただく。その職場のスタッフの心のケア、その職場にかかわるクライエントの方の支援に使えるはずです。
- (B)マインドフルネスの推進組織を作る
この後も、数年にわたって、マインドフルネス心理療法のスキルを持つ人を育成する必要があります。交通費、滞在費がかかるし、体力の衰えがあり遠くに通うことは無理ですので、私どもは1,2年でスキルを移転して去ります。
一部の人で、永続する支援組織を作る。月に、1,2回活動する人の集団、パートタイムで十分です。無償である必要はありません。
受講者からの負担金や助成、寄付をいただいて、有給にもできるでしょう。とにかく、うつ病などが治り、自殺を防止できるならば、有給であっても当然です。
希望する人だけで、被災地のどこかに(*)、マインドフルネス推進のNPOを作る。そのNPOが、2014年以降も十数年、その県全域と隣接県のカウンセラーの育成とカウンセリングの活動をしていく。
(*)場所は、中心になる人が住む市町村になるでしょう。
被災地では、10年にわたって、うつ病、PTSD、自殺が増加するといわれます。薬物療法だけではすみません。1期だけの講座では足りません。県全域、隣接県でもこのスキルを身につけたい人が現れるでしょう。支援者の育成団体も必要です。
(もちろん、うまく稼動する初期の頃、私どもも年に何回かお手伝いに行きたい)
- (まとめますと)
講演にご参加の方、数人で(最低一人でもできます。埼玉でも一人でした。)マインドフルネスを推進するサークルの形(任意団体)を作り、そのサークルの行事として、
カウンセラー講座、カウンセリングを毎月開催したいです。受講者がみな、そのボランティア活動に参加するということではありません。
講座だけ受講して、現在の職場、組織で新しいスキルを生かして活躍してくださればいいのです。
そして、受講した一部の人によって、3県のどこか1箇所に、カウンセラー講座、カウンセリングを行う拠点(現地の方が運営する)を作っていただきたいと思います。(今後、10年以上、活動していただくため。私どもは1,2年でスキルを移転して去ります)。
まず推進サークルに共同で活動してくださる(スキルを移転する来年1年間だけ)団体(新しく任意団体を作るか、企業、学校、NPOなど)があれば嬉しいです。講座を受講された個人が、この活動(カウンセリング、講座を行う)を独自に、開始することを歓迎します。
うつ病、PTSDなどを改善支援できるほどのマインドフルネス心理療法の講座、カウンセリングを行うところは、まだ日本には1,2か所しかないようです。現地にマインドフルネスの拠点ができると、心の病気の方の減少が期待されるほかに、
この場を中心として、周辺の市町村や県からも、カウンセリング、講座におとづれる人が増えれば、ささやかな消費(会場借用、宿泊、食事、支援人員などのサービスを現地から購入)が生まれて、復興の一つになればありがたいです。
★たとえば、このような協働体で
図は岩手とありますが、岩手に限りません。
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