「自殺防止・うつ病治療の心理相談員」養成講座
*** 2010年第9期=会場はさいたま市に決定 ***
第9期は、2010年春に開催の予定です。
第9期
=2010年4月から11月開講予定です。 毎月1回第3土曜日、7回。
5月は第4土曜日(22日)、8月は休み
原則として第3土曜日です。会場の予約ができない場合には第2か第4土曜日になることもあることをご了解ください。会場のルールにより3か月前に決定します。
第9期の受講
募集を締め切りました。
「自殺防止・うつ病治療の心理相談員」養成講座
=マインドフルネス心理療法基礎講座
- 2010年は、1日コース、7回を予定しています。
- 1回=4月17日(確定)
- 2回=5月22日(確定)
- 3回=6月19日(確定)
- 4回=7月17日(予定)
- マインドフルネス心理療法、うつ病について詳しくない人向けのカウンセラー養成講座
- うつ病について、うつ病の治し方(マインドフルネス心理療法による)について詳しく勉強します。
- うつ病とは、自殺問題、マインドフルネス心理療法の概要、マインドフルネス心理療法による実習、
マインドフルネス心理療法によるカウンセリングのすすめかた、うつ病と脳神経科学
- 毎月1回、土曜日。毎回、午前9時30分から午後4時45分までの1日コース、7回。
- 受講料=総額4万円(7回分)(2010年)。
- 会場=
彩の国すこやかプラザ=こちらをご覧ください
=さいたま市浦和区針ケ谷4丁目2番65号(埼玉県社会福祉協議会のある施設です)
=JR与野駅(京浜東北線)下車徒歩10分
- 昼食=会場および付近にはレストランがありません。弁当をご持参になるか駅付近(駅まで10分)のレストランをご利用ください。⇒与野駅付近のレストラン
- 受講者は、受講中と講座終了後6か月の間に行なわれる埼玉「心の健康クラブ」(蓮田市椿山自治会館)に参加できます。
- 募集人員=15名程度。
- 講師=
大田健次郎(マインドフルネス総合研究所理事長)
メール :
会場は埼玉県さいたま市です。
仮のお申し込みをなさったかたは、下記<お申し込みの前にご検討ください>を
ごらんのうえ、正規にお申し込みをお願いいたします。
- お名前
- e-メール・アドレス、または、携帯メール・アドレス(あれば、なくても可)
- ご住所
- 電話
- ご職業
<お申し込みの前にご検討ください>
出席できない日があっても受講料はお返しできません。
出席なさらなかった場合、補講はありません。
その回のテキストを郵送いたします。
修了証をもらうには7割以上は出席してください。
マインドフルネス心理療法は毎日、毎時間、時々刻々と「現在」の瞬間にトレーニングする型の心理療法です。カウンセラーが実践しないと、心理療法の技法が
習得されません。講座の受講生には、毎回、毎日実行されるよう、呼吸法、自己洞察法などの課題を出します。
できない方は習得されません。
坐禅(*下記注1)に似たような、心のトレーニングがあります。静かに坐って(毎日10分から30分)行うものと、
人と対面中・仕事の現場で常時実行するトレーニングの両方があります。もちろん、現在の職務に支障が起きるわけではありません(*下記注2)。
講座の受講者にも、心のトレーニング
を自主的に、毎日、やっていただく課題があります。
マインドフルネス心理療法は、マインドフルネス、アクセプタンスの時々刻々の実行です。今の瞬間の私的事象の流れ(ACTで文脈といっています、西田哲学では過去未来が自己同一である現在から現在への絶対現在)において、現在の瞬間にいつも、実行する心の使い方の訓練を用いる心理療法です。受講者の方にも、毎日、常時実行してください、というような課題を出します。
そんなことはできないという方はクライアント(患者さん)にマインドフルネス心理療法を提供できません。自分で実践しないカウンセラーは、他の人に指導できません。
スポーツ、音楽の指導者は、自分でも毎日、トレーニングするのです。マインドフルネス心理療法は、毎日実行する心の使いかたを教えるものです。治療行為を行うマインドフルネス心理療法者は、毎日、トレーニングを自分でもする必要があります。
マインドフルネス心理療法は、理論だけ、理屈だけの心理療法ではありません。目前の役割行動に集中して生きる、むだな考えは抑制して生活する、自己とは何かの探求を、心の使い方のトレーニングを実行していただきます。
「自分とは何か」「悩み」とは何か、何が悩むのかを行動的に実践的に探求していく心理療法です。講義に出席するだけでは習得できません。ご自分でも日々、実行しないと、マインドフルネス心理療法の技法を実践しないわけですから、その技法を用いて他のひとを治療することはできません。
講義のたびに、課題を毎日実行していただきます。もちろん、文字どおり毎日実行ではなくて、時にはできない日があってもかまいませんが、実践が多いほど指導法もうまくなるでしょう。そのおつもりで
講座の受講をお申し込みください。
(*注1)わかっていただきにくいので「坐禅に似た」と言っていますが、似ているのは「常時、くふうしていること」から言ったものです。坐禅にも呼吸法があり、生活行動中のくふうがありますが、内実はかなり違います。マインドフルネス心理療法は、
西田哲学でいう「行為的直観」による行動、見方ができるようにすること、「真の自己=すべての現象がある場としての自己の自覚」(*注4)によって心の病気を治すことです。禅は言葉での説明をしませんが、マインドフルネス心理療法では説明<心の病気の原因、治す方法、くふうのしかたなど>を多くします。開祖(道元、白隠など)の思想(宗教的な価値=悟り、坐禅=をめざす)や作法は関係ありません。禅の目的は、見性、悟り、何も求めない坐禅などですが、マインドフルネス心理療法の目的はそういうものではありません。目的は心の病気の治療、予防です。心の病気の治療、予防をめざして、自分のこころを観察する実践という呼吸法などを「行為的直観」的に10分から30分くらい(多いほどうまいカウンセラーになる)行い、常時「行為的直観」的に職場、家庭で
家族と話し、仕事をし行動します。そうして生活することが自分を知り、心理的ストレスの対処法となっていて、うつ病などが改善するのです。治すのが目的ですから、治った時に治療者とクライアント(患者)との関係が終了します。禅は別な目的(悟りなどの宗教的境地)を求めて、指導が長期間になるようです。この点でも違います。
(*注2)現在の職務や家族との会話に支障が起きるわけではありません。そういう場での心の使い方ですから。職場、対話中に同時にできる心の観察やよりよく仕事や会話にもどる心の使い方です。たとえば、仕事中に、仕事と無関係の出来事の記憶が想起された時には、それと気づいてすぐ目前の仕事に意識を向ける、というような。家族や職場の人と話しをしていたら、不安とか怒りが出てきたら、それと気づいて名前をつけてまた対話に意識を向けるとか、
そういう心のトレーニングです。うつ病や不安障害のもととなる不安、不満の感情やそれに気づく反省的思考は職場、家庭、対話中に頻繁に起こるものです。受講者もそういう現実の場面での観察、名前づけ、無評価で観察して特徴を知る、仕事や対話にすぐもどるなどのトレーニングができていないと、クライアントに教えることができないでしょう。
「自分は仕事が忙しいから課題ができそうもない」というのは誤解です。仕事の最中にも、仕事でない私的時間にも、心、精神作用、意識現象が動いています。その観察、新しい使い方(直接経験から遠く離れた思考はなるべく抑制する、直接経験にもとづかない判断には固執しない、色めがねのように働く「曇った判断」に気づき止める、など)のトレーニングです。受講生が課題を実行すると、クライアントのためではなくて、受講生自身の仕事や会話がかえって実りのあるものになるでしょう。
(*注3)現在、うつ病や不安障害になっておられる患者さんが治すためにはこの講座は向いていません。この講座は、指導者育成向けです。治すのに必要であること以上の理論や指導法の学習時間も多いので、患者さんには無用のことが多いです。治すためにはカウンセリングを受けてください。罹病中のかたは、健康な人と比較して、かなり心の使い方が変化しています。カウンセラー講座を受けたくらいでは変化が容易には起こりません。罹病中のかたは
グループ・セッションに参加して、トレーニングしながら、個人の問題について日記指導をおこないますので、心の使い方の助言を受けて治るコツをつかめます。カウンセラー講座では、個人的な問題の助言はありません。トレーニングの時間も少ないです。
(*注4)アメリカでも日本でも、マインドフルネス心理療法は禅の哲学(西田哲学といってよいでしょう)を応用した心理療法ですので、「概念としてえがく自己」は真の自己ではないといい、真の自己の自覚をうながします。真の自己をACTでは、「文脈としての自己」「観察する自己」と呼んでいます。西田哲学で
いう「意識の野」よりも深く、それを包む「絶対無の場所」に近づくものでしょう。自己洞察瞑想療法でも、すべての意識現象を映しすべてを包む鏡のような自己の自覚をうながします。「自分はだめ人間だ、私は価値がない」「私は不安を持ち人並みのことができない」というような「(否定的、嫌悪的な)概念的自己」を対象として描いて思考作用を繰り返していてストレス反応を起して悪化させているのが罹病中の人と言えます。そういう思考で描いた自己は、真の自己ではないからそのような自己概念の対象的思考は抑制して、真の自己を探求する、それは精神疾患を治すためです。
こういう精神疾患の治療のために概念的自己ではなく、真の自己を探求する
ことは宗教の禅にはないようですから、この点でも宗教の禅とマインドフルネス心理療法は違います。
(ACTはアメリカのマインドフルネス心理療法の一つです)
この講座は次のような方に受講していただけます。
- 種々のカウンセラー、医療機関や福祉関係のスタッフで、マインドフルネス心理療法を勉強したい、これからその技法によるプログラムを加えてみたいと思う方。
- 企業、学校などで、うつ病予防、<自殺防止対策>の活動に、マインドフルネス心理療法の技法を使いたいという方。これまで、経験なくても、他者のために貢献できることをしたいという意欲があれば、大丈夫です。まず、<予防活動=心の健康体操>から、はじめればいいと思います。<治療支援活動>は、予防活動をするうちに、さらに、勉強して自信がついてきたら、開始しても
いいでしょう。
- 人に教えることはまだ考えていないが、自分で専門家なみの理解をしたいという人。家族がうつ病にならないようにしたい、うつ病の早い段階で気付いて悪化させないような助言ができるようになりたい人
- ほかに、うつ病、マインドフルネス心理療法について詳しい勉強をしたいという方。
- (注)うつ病や不安障害の患者さんが治すためには向いていません。治すのに必要であること以上の理論や指導法の学習時間も多いので、患者さんには無用のことが多いです。治すためにはカウンセリングを受けてください。上記注3をご覧ください。
(参考)