報道にみるー苦悩の現場
- 小中学生の13%、抑うつ傾向
- 北海道大学の調査で分かった。
- 自殺願望のある人が2割近くもいた
- 北海道大学の伝田健三助教授(児童精神医学)らの調査。
- 札幌、千歳、岩見沢の3市の56小中学校に通う2万人余りに質問紙を配って調査。うち本人と保護者の同意を得られた有効回答は、3331人だった。
- その結果、抑うつ傾向があると判定されたのは、
小学生 7.8%
中学生 22.8%
平均すると、13%だった。
- 自殺願望18.8%
「生きていてもしかたがないと思う」という問いに、「いつもそうだ」が4.0%。「時々そうだ」が14.8%。
- 抑うつ傾向のある人のうちうつ病と診断されるのは一部だが、中学生の4.6%はうつ病の可能性が高いと判断された。
- 朝日新聞、11/01/2004 夕刊
(大田評)
- 同じ傾向が、関東にも、宮崎にも。
- 自殺することをいつも考えている子どもが4%もいる。これは重症のうつ病であろう。
- 抑うつ傾向を、放置しておくと、うつ病になり、不登校になるそれがある。一部は自殺する。早く対策をとるべきである。
- 薬物療法や心理療法を受けるべきである。治ればよいのだが。