公立学校の教員の病気休職7017人で、精神疾患・過去最高
2005年度中に、病気で仕事に支障が出たりして休職処分を受けた公立学校の教員は7017人で、12年連続で過去最高であった。12月15日、文部科学省のまとめでわかった。このうち6割にあたる4178人は、うつ病やストレスによる神経症などの精神疾患と診断されており、この数値も過去最多だった。
精神疾患は、92年度の1111人から増え続けており、4倍近くになった。文科省は理由について、「分析はしていないが、上司、同僚との人間関係や、保護者らとの対応など職場を取り巻く環境が厳しくなっている」という。( 0612-043 )
教師がうつ病になった場合には、薬物療法だけではなくて、必ず、心理療法を受けないと復帰しにくいだろう。薬物療法で軽くなっても、ストレス対処の仕方が変わっていないと、もとのストレスのある現場に戻るのだから、再発するのは、当然であろう。環境の違う学校とか、軽い仕事(担任にならないとか)につけば別であるが。もとのような環境に復帰するのであれば、心理療法が必要であろう。