病院に勤務の医者、過酷な勤務状況
日本医療労働組合連合会(医労連)は2月19日、「医師の過酷な労働実態が明らかに!−医師の労働実態調査(中間報告)」を発表した。約1000人の勤務医を対象にした調査で、過酷な勤務の実態が浮き彫りになった。
- 3割を超える31.2%の医師が「過労死ラインの80時間以上」の時間外労働を行っている。
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日勤後の宿直勤務で、宿直明け後の勤務が「無い」のは、3.3%のみで、74.5%の医師が「宿直明け後も勤務」している。日勤後の宿直、宿直明けの日の勤務という(8+16+8=)32時間勤務を7割以上の勤務医が月3回位行っていることになる。
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女性医師のほとんどが生休も取れず、「妊娠時の異常」が6割近く。
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「健康不安、病気がち」が4割以上、9割以上が「疲労を感じ」、5割以上が「職場をやめたい!」
要望として、
特に「当直明けの休み」や「休日の保障」などの勤務状態の改善、「医療事故や訴訟等の不安」「国や大学への改善の要望」等が多かった。
(医労連のホームページより)
医者の過労死、うつ病・自殺も報道されている。過酷な勤務状況で、過労で、体調が悪くては、質のよい医療を患者に提供できなくなる。医療事故もおこりやすい。医者のためにも、患者のためにも、改善が望まれる。
医者でなくてもできる作業を補助者にやってもらうことがないのか。
やむなく、過酷な勤務状況が変わらない間、うつ病になることを防ぐには、余暇時間をみつけて休息すること、その状況を嫌悪しないこと、勤務時間の中途でリラクセーション法を行なうこと。嫌悪すると、肉体疲労に加えて、心理的なストレスが付加されて、うつ病になりやすい。
( 0702-020 )