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研修医の4割が「過労死」のおそれあるような過労状態

 病院で働く研修医や非常勤医の時間外労働は月平均73時間にのぼり、「過労死ライン」とされる月80時間を超す医師も4割以上いる。病院勤務医の労働実態について、日本医療労働組合連合会が06年11月〜今年3月の行なったアンケートでの調査結果をまとめた。回答は33都道府県の約180病院に勤める常勤医1124人。
 時間外労働は、常勤医の月平均60.4時間に対し、研修医73.3時間、非常勤医73.2時間。月80時間を超す時間外労働も研修医の40.5%、非常勤医の48.5%にみられた。
 「宿直は月4回以上」「当直明け後も勤務」とした研修医も、それぞれ7割を超えた。 ( 2007年05月14日 asahi.com )
 研修医の過酷な勤務実態を改善しようとして04年に新しい臨床研修制度になったのに、過酷な状況が変わっていない。このような過酷な勤務から、うつ病、自殺念、心疾患による死亡などが起きる。こういうことを防止するはずの医者が守られていない。医者が不足状態の中で、せっかく、難しい勉強をして医師になったのに、うつ病による自殺、過労死などになってしまうのは、いかにも、残念である。
   過労からも、不眠からも、うつ病になりやすい。うつ病は、心理療法でも治るのだから、死なないでほしい。しばらく休養をとって、心理療法を受ければ治る。薬物療法もある。医者が自殺するのは、やはり、うつ病の理解がないのではないか。自分の命を救うことになるから、大学で、もう少し、しっかりと、うつ病について勉強していただきたい。病院が、研修医に配慮していただきたい。