うつ=妻の重荷(3)

 =患者を生きる(朝日新聞)


 朝日新聞で「患者を生きる」という連載記事が掲載されている。今「うつ」についての、連載が続いている。8月1日から5日は、「妻の重荷」。もう一つの事例。要約して、ポイントをおしらせします。
 00年、近畿地方の理容店の、島田玲子さん(62)は、うつ病になった。
 ひどい医者だと思う。わかっているならば、はっきりいうべきだ。専門の治療を受けたいと患者は思うはずだ。病名がはっきりすれば、患者は、それなりの対策をとる。医者が本人にも家族にも告知しないのは、とんでもない。
 多分、そう思ったのは、最近かもしれない。いいそびれていたのかもしれない。自分の診断ミスを隠したいために。
 2年、むだな時間と医療費をかけた。うつ病は、患者本位の医療が行なわれていない。長いひきこもり、自殺、心中の危険性がある病気なのに、あまりに、患者の立場が軽視されている領域だ。
 うつ病は、ライフイベント(人生上の大きな出来事)による場合が多いが、ほかに、「日常いらだち事」によっても、うつ病になる。軽いストレスが長い期間持続して、飽和点に達して、うつ病になる。島田さんは、このケースだろう。 (続)