介護中の認知症の80歳父親を殺害

 49歳の長男が認知症の80歳父親を刺して殺害した事件が起きた(埼玉)。 容疑者は父親と2人暮らしで、認知症の父親を介護していた。また、介護疲れによる事件のようである。介護施設の職員が出入りしていたようだが、介護する人の心のケアまではしないところに、現在の支援だけでは、こういう悲劇が繰り返される。新しい地域住民による支援の仕組みを構築する必要がある。私も老いた夫婦だkでになる。遠くに住む家族は、介護疲れの支援には役に立たない。近くに住む地域住民同志による支援が重要だ。心のケアがなされないから、種々の事件、悲劇が起こっている。同志を募って、地域住民による支援の新しい形を模索していきたい。
 今ある組織は、技術面だけしか提供しておらず、心のケアが全く考慮されていない。心の疲れを観察したら、心のケアを行うNPOからの支援を受けられるようなネットワークを作ればいい。そのために、官公庁、NPOなどのスタッフも、心の病気に対する無知、誤解、偏見、差別を解決する必要がある。