介護心中・殺人の事例=NHK(3)

 6月28日、NHK「クローズアップ現代」で「介護心中・殺人事件」の分析について放送があった。

「防げなかった悲劇〜相次ぐ介護心中・殺人事件〜」
 放送で、今年(2006)起きた事件が列挙されていた。
2月1日京都市息子(54) が認知症の母(86)を殺害。
2月6日山形市妻(62) が夫(68)を殺害。
3月17日韮崎市娘(58) が寝たきりの母(91)を殺害。
5月5日角田市母(55) が知的障害の娘(33)を殺害。
5月15日京都市息子(62) が認知症の母(92)を殺害。
5月16日安城市夫(84) が認知症の妻(84)と無理心中。
5月26日神戸市夫(89) が妻(85)を殺害。
5月31日高知市夫(55) が妻(53)を殺人未遂。
6月10日倉吉市夫(87) が妻(79)を殺ろうとして重症を負わせた上、自殺。
6月11日東大阪市夫(81) が寝たきりの妻(77)を殺害。
 本当に、痛ましい事件が多いです。これまでの支援の仕組みでは、十分ではないことが明らかです。当事者は、悩むことから、うつ状態になり、判断力が変わり、支援を求める意欲もなくなる傾向があり、孤立してしまうということを理解しておく必要があります。待ちの支援ではなく、積極的な支援が必要です。関係者が消極的、指示待ち的、控えめな人であれば、問題です。意欲的、積極的、行動的な人を任命していくべきです。時代が変わっています。