また、介護疲れによる殺人=群馬県

 寝たきりの夫(77)の首を絞め殺害したとして、7月11日、主婦で元介護福祉士(58)が殺人容疑で逮捕された。夫は昨年8月から脳梗塞で左手などが不自由だったといい、容疑者は「介護に疲れたので殺した」と供述、容疑を認めている。以前から容疑者が「(介護に)疲れた」などと話していたため、心配していた同市に住む姉が電話をしたところ、容疑者の様子がおかしかったため、たずねて、ふとんの上であおむけに倒れているのを発見。容疑者と夫は2人暮らし。夫は福祉施設の介護サービスなどを受けていたが、日常の世話は佐野容疑者がしていたという。

 また、介護疲れによる家族殺人である。今度は、妻が、元介護福祉士であり、介護の専門家である。同市内に、姉が住んでいた。福祉施設の介護サービスなどを受けていた。こういう好条件がありながら、悲劇を防止できていない。結局、やはり、介護疲れによる「うつ病」だろう。こういうことがあるので、さらに、別の、メンタルケアのできる人と、種々のNPOと連携した地域支援の仕組みを作る必要がある。