介護疲れか三男、認知症の父を殺害=神奈川県

 8月5日午前5時ごろ、神奈川県の無職Sさん(72)の妻(62)から「息子が父親を殺した」と110番通報があった。警察署員が駆けつけたところ、自宅近くの路上でSさんが倒れて死んでいるのが見つかった。Sさんの三男で無職のN容疑者(35)が殺害したことを認めた。
 Sさんは認知症だった。N容疑者は、長男(41)も含め、家族4人で暮らしていたが、長男と母親が仕事に就いていることから、ほぼ1人でSさんの介護に当たっていたという。Sさんは、徘徊(はいかい)癖があるとか、家族の顔がわからないほど症状が悪化していたことから、警察は、N容疑者が介護疲れから殺害した可能性もあるとみて調べている。( 2006年08月05日 asahi.com 、読売新聞)

 介護疲れによる事件が多い。自殺、心中、殺人。
 これだけ多いと特定の家庭の問題ではないのでしょう。社会の支援制度が不十分なのでしょう。 大金持ちの人ならば、介護保険外のサービスを購入して、こんなに苦しまなくてすむでしょが、たいていの家庭では、そんな余裕はありません。