「ひきこもり」の支援団体

 最近、「ひきこもり」の支援団体での死亡事件があって、ひきこもり支援の団体の活動が紹介された。 次のホームページは、ひきこもりの方々の支援をする組織です。ご相談なさるといいです。  また、次の本は、ひきこもり解決への参考書です。各県の「引きこもりKHJ親の会」の支部が掲載されています。こどもを、ひきこもりにしない親の心得も参考になります。 ひきこもりに伴いやすい症状  「ひきこもり」は、必ずしも病気ではない場合が多いようですが、心の病気などになっていることもあるようです。
 斎藤環氏(精神科医、爽風会佐々木病院・診療部長)は、ひきこもりにともないやすい精神症状として、次を列挙している(1)。  「ひきこもり」になり、このような精神症状を伴う場合があると、この症状が外出すること、人に会うことを困難にする。だから、「ひきこもり」の人は、これらの症状を軽減する対策をとる必要がある。薬物療法を受けている人でも、「ひきこもり」が続く場合がある。そこで、薬物療法に加えて、別な対策も講じてみてほしい。
 「ひきこもり」のきっかけは、自分の容姿・能力のコンプレックス、職場での人間関係、受験や就業の失敗、家庭内の問題・不和、学校でのいじめ、などがある。(2)
 子供が、学校に行けなくなってしまう代表的な原因として、赤面恐怖、視線恐怖、自己臭恐怖、強迫症状がある(3)。これは、不安障害であり、精神疾患とされている。心理療法があるのだから、早いうちに、カウンセリングで治すのがよい。ながびくと、苦しみが大きくなる。
 このほか、自分に自信がない、未知の世界(就職)へ踏み出すという変化への不安があり、何事につけ消極的な拒絶行動をとるいう依存的なパーソナリティや、怒りやすく円満な対人関係をむすびにくい境界性パーソナリティ障害から、ひきこもりが継続している場合もある(4)。
 こういう背景には、固定観念や認知のゆがみによる「自動思考」によって起きるストレスがある。感情や衝動を抑制、観察、受容し適切な行動をする心の訓練をすることが、根本的治癒になるが、そのためには、カウンセリングを受ける必要がある。自然にまかせていると、ながびいてしまう。

 上記の支援団体は、全国に 支部があるので、ご相談されるといい。埼玉にこられる方で、心の病気と思われる場合には、当協会にもご相談ください。