ニート
「脱ニート」試練
10月6日(2005)の朝日新聞に
「脱ニート」試練ー「若者自立塾」1期生の3カ月
という記事がありました。国が初の対策として打ち出した「若者自立塾」が7月にスタートしてから3カ月過ぎ、成果を評価する時期になってきたわけです。
前向きになってきた若者がいる一方で、やはり、無就業の人の中には、心の病気や心身症の人がいるようです。重い人は、「若者自立塾」にさえ、参加できないでしょうが、中に、参加した人がいたようです。新聞に、次のように伝えています。
「一方で、目標をつかみかねている若者もいる。人込みに入ると神経性の下痢を繰り返してしまうという若者は「(合宿に参加しても)オレは変わらない。人に会わないで出来る仕事を探してるんだけど・・・」とうつむいた。」
こういう人は、この神経性の病気(不安障害や自律神経失調症など)をカウンセリングして、治さないと「働けない状況」から脱出できないわけです。今の「自立塾」は、カウンセリングは行わないでしょう。ニート対策に、こういう方面の対策がかけているようですね。こういう病気は、薬物療法では治りにくいので、心理療法を行うカウンセリングを行うことも、働けない(働かない)人たちの支援対策には必要だと思います。