脊髄損傷乗り越え出産・育児
 =母になる夢かなった

 脊髄損傷によるリハビリテーションの難しさをみたばかりだった。  丁度、その日、朝日新聞に、脊髄損傷の女性が夫などの支援で、子供を出産したという記事があった。東京都の主婦は、高校生の時に、交通事故にあった。長野県の主婦は、27歳の時に、交通事故にあった。お二人とも、下半身麻痺になった。
 二人とも、後に結婚して、妊娠した。無事、出産したという。脊髄損傷の女性が、出産する時には、急激に血圧が下がる「自律神経過反射」で亡くなる例があるという。しかし、お二人とも、夫や医師に励まされて出産した。
 こうした脊髄損傷の女性のために、NPO法人日本せきずい基金では、出産の体験談も交えたQ&Aの出版に向け準備中とのこと。
 「自律神経過反射」になると、頭痛、吐き気、血圧の上昇などがあるが、分娩時には特に極度の過反射で血圧が急上昇し、脳の血管から出血する例もあるという。(朝日新聞、2/01/2006)

 そういうことがあると聞くと、不安が起きるかもしれないが、不安の抑制や自律神経の過反射の抑制に、呼吸法や自己洞察の精神集中法が効果ないだろうか。