脳卒中リハビリ、「やる気」が影響するかの研究
脳卒中後のリハビリで、患者の「やる気」が回復具合にどう影響するのかを調べる日米欧の共同研究が、今冬からスタートする。脳卒中は後遺症でうつ病になる患者も多く、うつになると回復も悪いことが知られているが、意欲との関連はよくわかっていない。研究では、リハビリ後に励ましの言葉などをかけ続けた患者と、何もしなかった患者とで半年後の回復ぶりを比較する。
国際神経リハビリテーション学会連合に参加する日本、米国、英国など25地域のリハビリ病院などが参加、全世界で750人程度の症例を集める。日本からは、森之宮病院(大阪市)などが参加する。2年後をめどに結果をまとめる。
( 2006年11月11日 asahi.com )
脳疾患、リハビリ、うつ病の関係については、ここに多くの記事をのせてあります。
リハビリが必要な状態になると、うつ病になる割合が高くなる。うつ病になると、リハビリする意欲さえも減退してしまう。だから、リハビリ現場では、うつの予防、改善が重要な課題になるでしょう。研究では、励ましの言葉をかけるというが、もう一つ、呼吸法の訓練を併用してみるグループを比較すればいいのにと思う。