自殺あいつぐ
彫刻家(72歳)が自殺、原因は不明だが、何かに苦悩があったのでしょう。
人をだまして、金を集めた事業者が自殺。
無登録の農薬が検出されたリンゴ農家、リンゴを廃棄しなければならない。
人生には種々の苦があり、そこから「うつ病」になり、自殺する。
仕組みがわかっている。自ら、うつ病、自殺の予防をこころがけることが大切。
- 彫刻家、S(72)氏が自殺
- 7月15日、茨城県の自宅アトリエで首つり自殺。
- 「家族の肖像」シリーズや歴史上の人物をテーマにした木彫で知られた。78年に「存在する私」で平櫛田中賞、85年に「家族の肖像U」で中原悌二郎賞を受賞した。
- 朝日新聞、7/17/2002
- 「石原東京都知事の娘」を装った女性(50)、自殺
- 9月5日、長野県上田市の事務所で首つり自殺。
- 女性は、事業グループ「ミイヤコーポレーション」の代表。石原慎太郎氏の娘をかたり、主婦らから約9億円を集めたなどとして、被害者の会が近く告訴する方針だった。
- 朝日新聞、9/06/2002
- リンゴ農家、自殺。無登録農薬の使用発覚後
- 9月26日、青森県板柳町のリンゴ農家(50代)が自宅の倉庫で首つり自殺。
- 県の検査で無登録農薬「ダイホルタン」を使用していたとされた。「当初、ダイホルンの購入は認めていたが、使用は認めていなかったため同日、町から呼ばれていたという。」
- 「同県内では、無登録農薬が検出された農地のリンゴは全量廃棄することが決まっておりーーーー、対象農家は打撃を受けている。」
- 朝日新聞、9/27/2002
(評)
- 自殺があいつぎますが、たいてい、うつ病にかかり、そして、自殺することが多いようです。人生のすいも甘いも知りつくしたはずの72歳の高齢の方が自殺する。
- 「うつ病」になるのは、悩むからです。悩むことになる原因は、種々あります。悩む原因になるようなこと(悪事、他者を傷つける、など)をしないことはもちろんです。これは、大きな意味の「戒」の問題です。
- 悪いことをしないのに、悩むことも多い。仕事、財産、地位、名誉、人間関係などが、自分の思うようにならない「求不得苦」、愛する人と死別、生別する苦、嫌なやつとつきあっていかねばならない苦、死の恐怖など、多くの苦がまちかまえています。
- 何かの悩みを持つうちに、つらい気持ち、ゆううつ感がつのってきたら「うつ病」におちいった可能性があります。すぐ病院に行ってください。詳しくない医者によって、「自律神経失調症」だろう、などと、「うつ病」を見逃されないように、「うつ病ではないか」と言ってください。
- 自己洞察瞑想療法の実践には、「うつ病」や「自殺」への「予防効果」がありますので、一度「うつ」になった人は、この実践をして下さい。その後も、人生上には、種々の苦に遭遇して再発をするおそれがあります。再発防止のために、自己洞察瞑想療法をおすすめします。
- 自己洞察瞑想療法の実践は、精神的苦悩への「免疫」のようなもの。実践する人には坐禅の心得がいつも影響して、ふだんは、自覚されないが、毎日の精神活動の異物に対抗して、他人を害する行為、心の病気、心身症、自殺などを防いでいます。何か精神をおびやかす大きな問題が侵入した時に、特に力を発揮します。