6=老年期の苦悩
環境整備への道=老年期の「うつ病」および自殺
老人が家族と同居していても、家庭の中で、孤独感を味わっていて、家族が有効な対策をとることができず、うつ病に気がつかず、自殺されるのをどうすれば解消できるか。自治体、保健所なども種々の対策をとるであろうが、考えられる方策を考えていきたい。
次の対策が考えられる。本協会で、できることがあれば、少しづつ実現への努力を続けていきたい。市役所、保健所、学校、各種のNPO、趣味のグループなどの理解と協力が必要であろう。
これは一部にすぎない。今後、新しい方策を追加していくであろう。考えるだけではなくて、実現もしていかなければならない。ボランティアの方の協力で、少しづつ実現していくであろう。
(以下は、高齢者の問題のみに言及している))
うつ病の啓蒙
老人がかかわる施設、老人のメンバーを持つNPO、老人会、趣味のグループなどで、「うつ病」についての講話を行う。
各種団体で、学校で、「うつ病」の講話を行う。学童の家族の中に、老人がいる場合に、理解してもらうのが目的。
僧侶が問題意識を持ち、檀家・信者に「うつ病」の講話をする。自分でカウンセリングを行うことができなくても、医者やカウンセラーに診てもらうことを呼びかける。
家族が虐待によって高齢者をうつ病においこむことがある。家族が高齢者の孤独、虐待を知らず、自覚がなく、知っても有効な対策を取れないことがある。 家族の中に、老人がいる家庭の人に「うつ病」、虐待の防止について啓蒙する機会を作る。
老人が近所に友達を持つこと、趣味のグループなどの参加することを家族が制限しないことをよびかけ。
うつ病の予防
身体が動くうちは楽しい活動でうつ病を予防
最初から、ある特定の趣味のサークルではなくて、幅広く経験できる機会を持ち、そのうちに、何か特に好きになれるものをみつけることができるシステムを作る。
茶道、絵画、陶芸、小説、能鑑賞、各種のスポーツ、各種の学問など、それぞれに詳しいボランティアの協力で、一回体験の機会を持つ。
病気になったら在宅カウンセリングを
高齢者は病気になりやすい。高齢者が、重い病気になると、うつ病を併発しやすい。身体の病気には、在宅医療がある。心の病気の予防のために、在宅で、心の不安をケアする「在宅カウンセリング」ができないものでしょうか。
信頼できるカウンセラーの紹介
うつ病、自殺防止にとりくむNPOの紹介。趣味のグループにもNPOにもカルト のようないかがわしい団体や個人があるので、誠実なグループを評価するシステムづくり。できれば、各地のNPO推進団体が、その評価・保証を行うように働きかける。
友達と近所に住むシステム
高齢者が、息子や娘たち家族と同居しない方がよい(迷惑をかけたくないと思う人を含む)状況にあるが、有料老人ホ−ムなどには、入居できない(保証金、権利金などが高額で)人のためのプランがほしい。同好、仲間の高齢者が、そばに居住して、楽しく生きるシステムづくり。(田舎の民宿やペンション、民家に住む。あるいは、今居住する地区にそのようなシステムを作る。仮に「陽だまりの里プラン」と呼んでおく)
(参照)
「陽だまりの里」プラン
予防的なカウンセリングを行う。
心の健康クラブ
「陽だまり」の会(毎月1回)
各種の講座
「陽だまりの里」プラン
うつ病の治療
うつ病は、まず、カウンセリングを行い、薬物療法が妥当と判断したら、医者から薬物療法を受ける。医者とカウンセラーが連携する。
関連記事
近隣の医療機関のうち「うつ病」に詳しい医者のいる病院をリストアップして、情報を提供する。また、心理療法にもとりくんでいる病院、カウンセリング所を特記する。
病院など
「うつ病」のカウンセリングに取り組む公的機関、カウンセラー、NPOの紹介。
公的相談機関
当協会も、医者による薬物療法を推薦しながら、並行して、自己洞察瞑想療法を提供する。
心の健康相談
カウンセリングのつどい
在宅カウンセリング
「陽だまり」の会(毎月1回)