三重でも地震
=能登半島地震から22日
まだ、能登半島地震の恐怖がさめやらない時に、4月15日、三重県で、大地震が起きました。被災地では、被災家屋のかたずけ、食糧、医療支援、などにボランティアの方が遠くから、かけつけます。しかし、支援は期間限定にならざるを得ません。1〜2年のうちに、別のところで、災害が起きます。そのため、遠くのボランティアの方は、別の地域の支援に向かいます。しかし、被災地では、災害の後遺症が長期間(数年〜40年)つづきます。仮設住宅での不自由な生活、自宅の再建の困難ほか、仕事・経済的な悩み、亡くなった方がいるための悲しみ、怪我による苦痛、新しい生活での不安、などがあり、種々の身体の病気、心の病気(PTSD、うつ病、アルコール依存症など)も起きます。災害の影響は長期間にわたるのですが、遠くのボランティアの方の支援は期間限定です。私は心の病気に関心があるのですが、うつ病やPTSDのために、数年〜40年も苦悩が持続する人がいます。災害後の初期段階で、心のケアが充分、受けられないことが多いためです。
大規模な災害が起きると、こういう状況になるので、やはり、全国の地元に、心のケアができる人が必要であると思います。能登半島地震の後も、各地で地震が起きています。いつ、どこが、被災するかわかりません。災害の後の、心の病気は、初期段階で、ケアをすると、早期に改善すると言われています。心の病気のことは、よその地区からのボランティアではうまくいかないと言われています。「心のケアなんて必要ない。」「よそ者には心を開くのは難しい。」
また、心のケアのスキルを持つボランティアは少ない。災害のほか、心理的ストレスによる心の病がふえています。かねてから、心の問題に関心を持つ人が増えることを希望します。