数年、10年も苦しむ震災後のPTSD

 =能登半島地震から22日

 自然災害の後には、被災者がPTSD(外傷後ストレス障害)にかかることがあります。災害を経験した後に、随分、年月が経過してからも、なお、次のような症状が出る人がいる。  このような症状によって、社会生活が障害されることがある。影響は、数年〜40年にもおよぶことがある。
 阪神・淡路大震災のPTSDについても、種々の研究があるが、神戸大学の 齊藤 誠一氏と岡田 由香氏が「生徒,児童の心の傷,その後―阪神・淡路大震災に長期的影響に関する研究―」をインターネットで公表している。  → 神戸大学HP  これによれば、2004年10月に実施した調査において、震災から9年後においてもなお、多くの人がPTSDの診断基準の症状の一部、または、多くを経験している。  こういうことは、どの震災においても起こっているので、能登半島地震においても、これから数年にわたって苦しむ人が出るおそれがいるので、その予防と、治療のための活動が、この半年、特に重要になるだろう。
 その治療、予防には、薬物療法、認知行動療法、眼球運動による脱感作と再処理(EMDR)、マインドフルネス心理療法などが効果があるとされている。こういう治療、予防法を早期に提供すれば、PTSDの発症率を低くできるはじである。