がん患者、他の病気の患者の「うつ」
どのような問題であっても、ひどく悩むと「うつ病」になります。難病にかかるとか、病気・事故による身体障害などによって苦悩する人が多いから、次のように、高い割合で「うつ病」が発症します。
こういう割合をみると、たとえ、身体の病気であって、病院には、多くの「うつ病」の患者がいることになります。特に、がん患者は、告知された時から、長期間にわたって、不安、恐怖、絶望などの悩みが起き易いので、医師、看護師は、うつ病の方と会う機会が多いことになります。
がんになった人は、手術をして退院、化学療法を受けない日は、自宅にいるということになり、心のケアは、医療関係者はしてくれない状況に置かれます。
がん患者、障害の残る患者の心のケアは、心のケアなのですから、カウンセラーが支援してくれるはずです。医療関係者が支援してくれなければ、カウンセラーに相談するとよいでしょう。そうしないで、悩み続けると、うつ病になったり、自殺のおそれがある。がんに加えて、さらに、うつ病を併発すると、医者にかかると、がんの治療に加えて、うつ病の薬がプラスされる。しかし、がんのストレスは持続しているから、悩みはなかなか軽くならない。
がんの治療には、心のカウンセリングと連携をとって、あまり、薬物療法が多くならないようにできないものでしょうか。うつにならなくても、がん患者が、不安、恐怖、不満、怒りを強く持つと、免疫が低下して、がんを悪化させます。がんの治療には、心のケアも必須であるということが常識となる時代が、いつ来るのでしょうか。