看護師が過労やストレスで離職
聖路加病院の日野原重明先生が、朝日新聞の連載記事で「「看護の日」に願うこと」というエッセーを書いていらっしゃいます。( 2006年5月13日、be on Saturday)
4月から、看護職員の比率が高い病院は、診療報酬が高いランクになるとか。過労・ストレスによる離職、待遇などから、看護職員が不足している。次のように、おっしゃっている。
「養成機関を卒業して国家試験に合格した看護職員のうち、1年後には約1割が職場を離れています。心身の過労やストレスが原因と考えられます。また、少し景気がよくなると看護職師志願者が減ります。負担が少なく、給料も満足できる他の職業を志願する人が増えるからかもしれません。」
「看護職の方々が働きながら学習もできて、より高い専門職を目指せる余裕と待遇がもたらされるよう国民運動が起こることを切に期待します。」
過労やストレスは、薬だけでは役にたたない。病院関係者でさえ、こうだ。制度の改善や、ストレス対策が、期待されている。