散歩中の人を包丁で刺す、17歳少年=千葉県

 5月30日午後5時ごろ、千葉県の路上で、散歩中の男性(79)が、後ろから歩いて近づいてきた若い男(17)に背中を包丁で刺された。傷は肺に達し、男性は重傷。 定時制高校2年の少年(17)が殺人未遂の疑いで逮捕された。
 調べに対し、少年は「世の中が嫌になった。(人を)殺すつもりで家から包丁を持ち出した」と供述しているという。(2006年5月31日0時49分 読売新聞ホームページより)
 またもや、誰でもよかった殺人(未遂)事件。どういうことで、世の中が嫌になったのだろうか。親が受け止められないのか。苦しさがつのって、感情的になっての発作的な行動なのか。ふだんから心の病気だったのか。心の病気が治らないのか。
 加害者が、「世の中が嫌になる」というこの日本。幸福だと思っている人たちも、少しは幸福のおすそわけをしないといけないのではないのか。さもないと、自分の家の中だけは、豪華絢爛でも、外が火災であれば、自分の家にも、燃え移る。