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家族の間での悲劇
子の放火によって母、弟、妹が死亡(詳細不明)したり、子が父を刺し殺す事件が起きています。
- 奈良県の医師(47)方が6月20日早朝に全焼し、母子3人が死亡した火事で、私立高校1年の長男(16)が京都府警に保護された。「自宅に火をつけた」「3人が死んでもいいと思って火をつけた」などと話しているという。
- 6月22日午前0時15分ごろ、静岡県で、運送業の父(62)と母を刺したと110番通報があった。父死亡、母(63)も刺されており、重傷。長男(31)が2人を刺したことを認めた。
子が親を殺す(奈良県の場合は、違うかもしれませんが、自宅に放火は重大事件)事件が、しばしば起きています。親がそこまで、子を追い込んだり、いくら何でも親を殺すほど、自分の感情・行動を抑制できなくなっている人がいるわけです。いろいろな問題が家庭にはあるでしょうが、十分に
話し合うとか、他の家族の苦悩を共感しないとか、感情的になりやすいとか、種々の要因があるのでしょう。その背景には、家族ばかりではなくて、ストレスを与える社会にも原因があるでしょう。
とりあえず、家庭でできることは、家族の中に生じている対立、不和がないか、その原因はなにか、家族のせいで起きていないかなどの分析と、心の病気、犯罪にまで発展することを防止する心得を勉強することが大切ですね。社会も問題があるが、親の愛情の注ぎ方も問題あるかもしれません。私もふりかえって、反省することもあります。むつかしいものですが、専門家の講演をきいたり、読者したりして、自分の家庭を点検することが悲劇をふせぐことになるでしょう。