少年による「家庭内殺人」

「少年の「家庭内殺人」次々」
「親への恨み引き金」という記事がありました。 次の事件が列挙されています。 (6月23日朝日新聞)

 東京都板橋区の事件でも、「「父親が厳しすぎて嫌いだった。恨みを晴らそうとライターで火をつけた」と供述した。」という。
 カップルの場合、嫌になれば、離婚できるので、殺人は避けられる。だが、親子関係は解消できない。未成年の場合、嫌な家庭から出ていくことが経済的、心理的に難しく、おいこまれる。親への攻撃をするか、自己否定(うつ、自殺)になりがちである。進学にからむ厳しい親の態度は、家庭の問題であるとして、虐待の場合と同様、親が第3者の介入を拒みやすいので、むつかしいが、子どもが、相談できる新しい場を作る必要があるだろう。自分では気づきにくいものだ、親が、そういう限界を心得て、子に相談場所を教えておくことができないのか。もっとも、そういう配慮をする親は、子を追い込まないだろう。自覚なくして、他者をひどく、苦しめる人が多くなった。困ったものです。学校で、学校外の相談場所を教えておくべきだ。精神保健センター、保健所、市役所などでも、相談できるから。