40歳二男、母の背中に熱湯、死亡させる=埼玉

 7月17日、埼玉県で、無職男性(40)が、逮捕された。 母親(61)の顔などを殴った上、背中に熱湯をかけた疑い。 この日、別にすんでいた母が、同容疑者方を訪ねて、一緒にビールを飲んでいたところ、過去の女性問題を巡って小言を言われたのに腹を立て、暴行したという。容疑者は15日午後11時ごろ、自宅で、母親の顔などを殴った上、背中に熱湯をかけた。 その後、母をふとんに寝かせたが、16日午後7時20分ごろ、母の意識がないのに気付き、119番通報。消防隊員が駆けつけた時には、死亡していた。(2006年7月17日 読売新聞HPより)
 最近、家族家での暴力、殺人が多い。ふつう、親子げんかでは、限界をこころえているものだが、最近は、行動をおさえきれない人が多いようだ。社会環境の変化で、抑制力が衰えているのだろうか。無意識の抑制は、セロトニン神経がにない、意識、理性による感情や行動の抑制は、前頭前野がになう。前頭前野やセロトニン神経は、不規則な生活、運動不足、ストレスによって衰える。最近、こういう機能がおとろえている人がふえているのだろうか。こういうことは、最近の教育事情でも、起こりやすい状況になっている。予防策をとれば防止できるが、あまり理解する親が少なくて、学力向上だけに必死になっている。後になって、心の病気になったり、問題を起こしたりする。心の健康の向上ということも、もっと真剣になればいいのに。