朝起き、朝ご飯の子どもは成績優秀  =うつ病、パニック障害の予防、治療と同様

埼玉県の教育委員会の調査で、 朝起き、朝ご飯を食べる子どもは成績優秀だということがわかった。小学、中学、高校生まで、成績を向上させたいならば、朝起きして、朝ごはんを食べるべきです。また、これは、うつ病、パニック障害、キレることの予防、治療法と同様です。前頭前野やセロトニン神経を活性化し、概日リズムを正常化するためです。
 基本的な生活習慣が身についている子どもは、学業も優秀――。県教委が初めて実施した「学習状況調査」の結果、学力と生活習慣の相関関係が明らかになった。

◇小5・中2対象 持ち物確認や朝食 欠かさない子ども 正答率上回る

 調査は1月に実施。県内すべての公立小・中学校(さいたま市を除く)の小学5年生と中学2年生計約10万6千人を対象にした。学力を問うペーパーテストのほか、「学校に行く前に持ち物の確認をするか」「朝食を取るか」「睡眠時間は何時間か」など生活習慣を調べるアンケートを行った。

 ペーパーテストの結果は、小学5年の国語、社会、算数、理科の4教科の平均正答率は75%、中学2年で、英語も含めた5教科の平均が66%だった。

 生活習慣との関係を見ると、「持ち物の確認を必ずする」と答えた児童・生徒の平均正答率は、小学5年で77・2%、中学2年で70%とそれぞれ全体の平均正答率を上回った。これに対し「全く確かめない、またはほとんど確かめない」と答えた児童・生徒の平均正答率はおのおの65・3%、57・6%と全体平均を大きく下回った。
 同様に「朝食を必ず取る」「1日1時間以上外遊びや運動をする」と答えた児童・生徒も平均より正答率が高かった。また、睡眠時間と学力の関係では、小学5年では7〜10時間、中学2年で7時間前後の児童・生徒の正答率が高いという結果も出た。 (2006年07月25日 朝日新聞)
 早起きすると、セロトニン神経が活性化し、朝ご飯を食べると、記憶、判断、思考をする前頭前野にブドウ糖が供給されます。また、前頭前野は、「注意」という機能もあります。「持ち物の確認」に関係するでしょう。記憶など勉強効果をあげて、試験の最中に頭を回転よくして、いい点数をとるためには、早起き(6−7時)、朝ご飯を食べること、適度の運動を毎日実行すべきですね。そうすると、睡眠障害やうつ病や過呼吸、パニック障害になりにくい。なっても、治る。
 これは、うつ病の予防法、治療法でもあります。