20歳の息子・母を刺し殺す=千葉

 千葉県で、8月6日、20歳の息子が母親(52歳)の胸などを刃物で数回刺して殺害しようとした。母は、病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。息子が「母親を殺した」と110番通報した。「恨みがあった」と供述しているという。(朝日新聞 8/07/06 夕刊)
 テレビ報道では、以前に、息子の家庭内暴力(DV)があって、母に暴力をふるっていた頃があった。最近、外に出て立直りかけていたようだったという。
 「恨み」という事情がまだよくわかっていませんが、以前のDVが克服されていなかったのかもしれません。自分が、うまく生きていけないようになってしまったのは、親の育て方が悪かったからだと、思い込み、親に暴力を振るうことがあるでしょう。たちなおろうとしたのに、うまくいかない、という段階に至って、「母のせいだ」と思うことはあるでしょう。
 これは、推測ですから、この件は、おいておいて、一般的に、ひきこもり、DVから展開していく悲劇を繰り返されないように、早い段階で何かできないか教訓を得たいものです。