子どもの非行防止・居場所作る大切さ強調=佐賀

「シンポジウム:子どもの非行考える 居場所作る大切さ強調 /佐賀」
 こんな記事があった。
 子どもの非行を考えるシンポジウム「子どものメッセージ、受けとめよう!」が9月3日、佐賀市兵庫町藤木のメートプラザ佐賀であった。
 主催は、この日発足した「さが『非行』と向き合う親たちの会」。我が子の非行に悩む人たち同士で語り合おうとシンポを企画した。
 4人のパネリストのうち、子育てで悩む親たちが語り合う「親の会『ほっとケーキ』」代表の山口由美子さん(57)は2000年の西鉄高速バスジャック事件の被害者の一人。「大人も子どもも、もっとつながることが大事。バスジャック事件も、もし加害者の少年の親がちゃんと向き合っていたら事件はなかった、という望みを託したい」と語った。
 「ふくおか『非行』と向き合う親たちの会『ははこぐさの会』」の能登原裕子代表は、深夜徘徊(はいかい)をする息子に「いってらっしゃい」「お帰りなさい」と声をかけ始めたことが会話を取り戻すきっかけになった、と体験談を紹介。子どもの居場所を作る大切さを強調した。 ( 毎日新聞 2006年9月4日 )
 こういう運動は、各地で行なうべきですね。夜回り先生、水谷修氏も、全国規模で、遠くから支援なさっておられるが、地域の住民ができることがあるのですね。学校にも、家庭にも、地域にも 居場所がなくなって、悩む子どもが多いという。心を病んだり、自殺したり、非行犯罪に走ったり。でも、居場所があれば、そこで、癒され、親も参加してくれたり、話をきいたりすれば、親とも違った関係をつくるきっかけとなり、非行犯罪も減少するでしょうね。まもなく、蓮田市で、シンポジウムがあるが、こういう領域も地域活動で支援可能であることを議論しよう。
 うつ病、自殺、非行などに至る問題は数多いので、他のNPOや自治体、学校、企業、病院、地域住民の連携なしには推進できない。