母親、中2長女を絞殺=兵庫県

 9月10日正午ごろ、兵庫県伊丹市の会社員宅から「娘を殺してしまった」と女の声で110番通報があった。警察署員が駆けつけたところ、マンションの一室で中学2年生の長女、Mさん(14)が倒れており、病院で死亡が確認された。室内にいた母親(40)が殺害を認めたため、殺人の疑いで逮捕した。
 調べでは、母親は同日午前1時すぎ、寝ていたMさんの首をベルトで絞めて殺した疑い。その後、自分の左腕を包丁で切って自殺を図ったが、未遂に終わったという。 調べでは、母親は自分の左腕を包丁で切って自殺を図ったが、未遂に終わったという。母親は約5年前から重いうつ病で入退院を繰り返し、2日に退院したばかりだった。「娘が学校のことで悩んでいた。娘を楽にしてあげたかった」などと供述しているという。父親は9日から出張中だった。父親はMさんの悩みについて「わからない」と話しているといい、伊丹署は、母親が一方的に思い悩んで無理心中を図った可能性もあるとみて調べている。 ( 2006年09月10日 asahi.com )
 また、女性のうつ病による心中未遂による家族内殺人となってしまったようです。 子どもが学校のことで悩む、それを苦にしたと訴えているようです。 退院の後の、悲劇。こういう心理状態で退院する、心理的なケアがされなかったのでしょうか。こういう状況を変えないと、悲劇が繰り返されます。何でも、つらい状況が続き、絶望状態、解決しそうもないと悩むとうつ病になる可能性があります。その問題を解決しないと、薬物療法だけではうつ病は治りにくい。どのような問題で悩むのかを聴いてあげないと、完治しません。現在の医者によるうつ病治療は、そこが弱い。病院がカウンセリングを併用するか、地域のNPO、保健所などの支援を求めるか。心理的に治すことを付加すべきです。