虐待の疑いを早期に発見=福島
=小中学校や幼稚園にチェックリスト
=虐待の疑い66件、うち3件新たに見つかる
福島県では、泉崎村の幼児虐待事件を受けて、県教委が、県内の小中学校や幼稚園に一斉調査を実施した。その結果、虐待が疑われる事例が計66件あったことが9月2日までに分かった。63件については児童相談所や市町村などに既に連絡済みだったが、3件は今回の調査で新たに見つかった。
県教委は、子供や保護者に関する26項目のチェックリストを作成した。
チェック項目は、子供について、
- あざ、やけどなどの不自然な傷がよく見られる
- 食べ物への執着が強い
- 放課後、帰宅したがらない、
など16項目、また、
保護者について、
などの10項目からなる。小中学校や幼稚園に対し、既に把握している事例の報告を求めるとともに、このチェックリストを使って虐待が疑われる例がないかどうか調べるよう指示していた。
虐待の疑いがある事例は、幼稚園で4件、小学校39件、中学校23件。疑われる虐待の中身は多い順に、ネグレクト(育児放棄)23件、身体的虐待16件などとなっている。
( 2006年09月03日 asahi.com 福島 )
虐待の疑いを早期に発見する試みです。子どもを保護するとともに、親を教育するきっかけにできるでしょう。親の虐待する心理を変えることができればいいのですが。