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    ロゴセラピーの「3つの価値」

     オーストリアの精神医学者、 フランクル は、ロゴセラピーを提唱した。

    ★★ 生きる意味3つと3つの価値 ★★

     彼によれば、人間は人生に意味を求めて生きている。無意識のうちに、誰もが価値を認めている。3つに分類される。  この3つの意味は、3つの価値と称する。  創造、体験に意味を発見できる人はそれで生きがいを感じる。 創造、体験ができなければ、生きる意味を失うかというとそうではない。 態度価値がある。避けられない運命的な出来事において、 受け入れて、生きる態度に「態度価値」が実現される。人間は、 死ぬ直前のぎりぎりの時まで意味を持っている。「人間には責任、つまり意味と価値を充たし実現する責任がある。」 (フランクル『意味への意志』春秋社、p125)

    西田哲学と類似

     フランクルの哲学は、西田哲学と大変類似している。ロゴセラピーは、自己洞察瞑想療法(SIMT)とも類似するところがある、
     自己は、創造的世界の創造的要素であり、一瞬一瞬、価値実現か価値崩壊かの決断をする自由を持つ。悪を犯し自己自身と他者の価値を崩壊する行動の自由がある。自己自身と他者の価値実現のための行動をする自由もある。精神疾患もこうした行動様式によって、症状が持続もし、治癒もする。