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ロゴセラピー・フランクル

　フランクル（1905―1997）は、オーストリアの精神医学者。ロゴテラピーLogotherapieとよぶ人格的心理療法を提唱した。
人間は状況に束縛されても、決断する自由をもち、それゆえ人生の意味を求める責任とが生ずるという。精神的に苦悩する人の治療においては、意味を求める人間としてセラピスト（医師、心理士）とクライエント（患者）との真剣な人格的交わりが必要であるという。第二次世界大戦中ユダヤ人として自ら、ナチスの強制収容所における限界状況における人々の心理を目撃した。その体験がロゴセラピーの基礎となっている。