呼吸法を中心とした認知行動療法の簡便法
医師や看護師が提供できる簡略な自己洞察瞑想療法(SIMT)のテキストの開発
うつ病や不安障害に効果があったマインドフルネス心理療法の一種、自己洞察瞑想療法(SIMT)の本が2月頃、出版されました。
これは、かなり重症のうつ病、不安障害、過食症などのすべてを改善するように意図していますので、かなり詳細な体系化された(第3世代の)認知行動療法です。
(2013年6月行の本は記録表がなく、240ページくらいの分厚い本です)
このまま、医師や看護師が臨床の場で患者さんに短時間で用いるのは、詳細すぎるかもしれません。ページが少なく、患者さんが実施量を記入するフォームを中心とした冊子を作成したいと思います。
多くの時間をさくのが難しい医師や看護師が
提供できるような
簡便な自己洞察瞑想療法(SIMT)の記録表です。患者さんへの簡単な説明、患者から医師への実施データの報告が入った小冊子を新たに作成したいと思います。
- 打ち合わせ。自己洞察瞑想療法(SIMT)の基礎の説明。講習します。
- 当方で簡便案を作成(毎回患者に、医師か看護師が10分程度で説明し実習指導できる程度を目指す。
回数は10−12回、隔週通院を原則とする。
- よくできる人は、1セッションを2週間で、次のセッションにすすむ=5,6か月
- 重い人は、1セッションを4週間実践し、次のセッションにすすむ=およそ10か月かかる
簡便案をこちらで作り、双方で集まり検討、修正して、試験的適用の小冊子を確定
その病院で、半年程度、患者さんに使っていただく。
患者さんに隔週、記録してもらい、診察の都度、持参してもらって、それを見て、薬の処方を検討。
半年ほどの後、使いにくい所、修正したほうがいいところを検討して
最終版を確定。
出版社にお願いして出版する。または許諾を得て私家版で出版。
本をご覧になって、患者さんに記録してもらう記録表中心の小冊子を開発したいので、
協力してくださる医師の方、ご連絡ください。