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    人間は生きがい(価値・願い)を求める存在

     自分とは、人間とは、どういう存在か。 人、自分は「創造的世界の創造的要素」である。世界の外に生きるのではない。 世界の内に生きる。世界は、他者を必要とする。無数の人が世界を作っていく。 従って、人は世界の中で、世界を作っていかねば生きがいを感じない存在である。 世界の中で、自分の個性的な価値、いきがいを発見して生きていく存在である。 それぞれが、世界の中に価値、生きがいを発見して、世界の人のために創造し、世界の人と体験しながら生きていくことで満足する。
     だから、ひきこもると、生きがいを感じられなくて、苦痛を感じる傾向がある。 自分のいきがい、価値を実現していくためには、世界の中に出ていかねばならない。 不愉快なこと、つらいこともあるが、価値実現のためには、逃げずに価値実現になる行為を選択し決断し実行していかねばならない。
     そういう価値実現のための、心のスキルが、マインドフルネスの自己洞察瞑想法(SIMT)である。つらいことがあっても受容して、価値実現の行為を決断して行為していく。価値を見失うと、決断、行為しなくなり、世界の創造から退却する。また、価値を発見していても、世界の中での不快なことを受容し決意し行為するスキルがないと、価値実現の行為ができない。結局、価値を持つこと、価値実現のスキルがあることが大切であることになる。