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    マインドフルネスの自己洞察瞑想療法
     =ひきこもりの解決

     さまざまな領域に、マインドフルネス自己洞察瞑想療法(SIMT)が効果 を発揮する可能性があること、その領域に特有の手法を付加する方向を述 べました。
     そのうち、「ひきこもり」の解決は、標準的自己洞察瞑想療法で或る程 度解決すると思います。うつ傾向の強いひきこもりと不安傾向の強いひき こもりです。 これらは、うつ病、不安障害の診断基準には該当しなくても、その軽いも のという認識で、標準的自己洞察瞑想療法で十分解決する可能性がありま す。ただし、長年月になっている場合、課題の回避がみられるおそれがあ るので、カウンセラーによる支援が必要になるでしょう。ひきこもりに 自己洞察瞑想療法(SIMT)を提供して改善しようと取り組まれているカウン セラーもおられます。ひきこもりの支援をなさっておられる人、ご家族 は、そういうカウンセラーの方にご相談なさってください。
     うつ、不安以外の、他のひきこもり(たとえば、無感動・無気力によるもの)は、さらに心理、本音、行動を分析 して、特有の手法(たとえば、ロゴセラピー)を付加しなければならないでしょう。 呼吸法、瞑想の最中に、特有の智慧をトレーニングするのが、価値実現の 反応パターンの刷り込みの効果を発揮するようです。