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    死にたくなったら、そのままではそこに生きがいがない証拠

     「死にたくなる」のは「うつ病」です。心理的ストレスによって、なった「うつ病」は心理療法で必ず治ります。学校に通学し続けて、仕事も続けていて「死にたい」という思いが出てくるのであれば、そこへ行かずに休んで治療する必要があります。 治療がうまくいくと、「死にたい」という思いは出なくなります。 人は、本来、生きがいを求めて生きていきたい存在です。 死にたい」というのは、異常であり、病気です。病気は休んで治せばいいのです。  人間は、世界(社会、家庭、学校、職場、その他の社会)に生きがい、生きる意味(価値という)を見つけて生きていく存在である。ところが、今、「死にたい」というのであれば、明らかに、そのままでは、そこでの、生きがい、生きる意味、価値が失われている。ただ、いきがいを感じなくても、「死にたい」という思いまでは起らないのであれば、病気ではないだろうから、そこで生きることができる。

    休まず学校、仕事に行っている人が「死にたい」のは

     一方、今、学校や職場、家庭で、休まずに、一生懸命にがんばっているのに、「死にたくなっている」のであれば、 そこで、そのままでは、生きる意味を失っている。それは、うつ病という「病気」なの だから、休んで治療する必要がある。 まず、薬物療法や心理療法を受けて、病気を治す。それから、生きやすい学校、生きや すい職場をさがす。心の使いかたが変化して、もとの場所に復帰する自信がつけば、復 帰できる。健康な心になっても、元の場所は、自分にふさわしくないとわかれば、新し いところを探す。生きる意味、進路などの再考である。
     この世に、生を受けるということは、全く稀有な出来事である。 絶対に、自殺しないでほしい。もし、生き抜いて結婚して、子どもができれば、また 孫ができて、自分は、未来の1億人の人間の生存を左右する。生きてほしい。子どもができなくても、社会に貢献できる。 うつ病は、薬物療法、認知療法、マインドフルネス心理療法で治る。まず、試してほし い。死ぬのは早すぎる。
     私もうつ病になった。しかし、瞑想によって生きて、今、こんなことをしている。