TOP   アメリカの新しい心理療法(マインドフルネス心理療法)目次

第12章 アルコール/薬物使用障害の治療法としてのヴィパッサナー瞑想

 第12章は、マインドフルネス再発予防法(MBRP=アルコール・薬物依存の再発防止法)である。ワシントン大学依存行動研究センターで行われる。アルコール、薬物使用障害の人に再発予防の効果がみられた。

 マインドフルネス再発予防法(MBRP)はアルコール・薬物依存の再発防止法である。 ワシントン大学依存行動研究センターでは、2つのプログラムを実施した。

刑務所に収容されているアルコール依存者など

 一つは、軽警備の地方刑務所(NRF:シアトルにある北部リハビリテーション施設)に収容されている人への治療プログラムの一つとして実施された。
 概要は次のとおりである。

一般参加者の例

 もう一つは、刑務所に収容されていない人に対して行われた例である。  「我々は今後、アルコールに関する問題に対する援助を必要とする人々を対象に、瞑想実践のRPを統合させた(グループ療法の形態で行われる)MBRPと、伝統的なヴィパッサナー瞑想コースを比較する、RCTを行う予定である。こうした治療効果研究の結果は、依然残されている重要な疑問に、必ずや光明を投じるであろう。」(389頁)

 以上の記述は12章にある。第12章の執筆者:G.Alan Marlartt ほか、11名(ワシントン大学依存行動研究センター)
 日本でも、腹式呼吸法・自己洞察法も同様のマインドフルネス、アクセプタンスの効果があり、ヴィパッサナー瞑想を行う人も多いのだから、日本でも、アルコール依存症などの治療に用いる研究を、大学の精神医学や精神科病院でも、行えばよいのにと思う。