ひきこもり・うつ病の方・ご家族が行動を
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今、うつ病、自殺問題の政府主導の対策は、薬物療法中心ですすめられています。
しかし、それだけでは、治らない「うつ病」「自殺念慮」「パニック障害」がある
ことを、あなたご自身がよくわかっている。意欲がないことはわかりますが、
「治すための行動」は起こさないと、社会が変わりません。自然治癒もありえますが、
ごく一部でしょう。
心の病気になった人がいると、家族間で対立して、建設的な解決策をとろうとしないで、時が経過する場合もあるでしょう。
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<ひきこもり=家族間の対立>
- とにかく、患者と家族が解決への行動を起こす必要があります。
100人の方がひきこもり、模様ながめをしていると、社会も、歴史(*注)も変わりません。しかし、10人が治癒への行動を起こされますと、社会も歴史も変わります。薬物療法で治らないうつ病・パニック障害もありますが、大勢が集まれば、種々の活動が可能になります。皆様が行動を起こされますと、社会も行動を起こします。社会や歴史が変わります。
- うつ病が心理療法でも治る人がいる(特に欧米では心理療法が開発される。日本では遅れている。)のに、政府主導、医者・業界主導の対策では、「薬物療法」のみが期待されています。「うつ病には、薬物療法が確立されている」「うつ病だと知って、早く精神科、心療内科に受診してください。」という声だけが。
マスコミも同じである。薬物療法でだめであった場合のことがほとんど伝えられない。公的機関も医者も、マスコミも、「薬物療法で治らなかったら、認知行動療法、対人関係療法を行うカウンセリングを受けましょう」と啓蒙してくれない。だから、薬物療法以外の療法をどこで行っているのかわからない。薬物療法以外の取り組みも重要だと指摘し、推進する人が少ない。薬物療法で治らず苦しんでいる人や家族にわからず、ひきこもりが続き、ながびくと、自殺に至る。
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うつ病は、認知行動療法、対人関係療法で治る人がいる
(*注)あなたが社会を変える・歴史を変える
- あなたが「薬物療法以外のカウンセリング」を受けるための行動を起こさないと、社会、行政、業界は「このままの政策、新しい薬物療法の開発でいいのだろう」と判断して、その対策をすすめていくでしょう。社会・行政が変わりません。
- しかし、あなたがたが大勢集まって「薬物療法で治らないうつ病がある」と訴えれば、社会が行政が、薬物療法絶対主義の政策を変える可能性があります。
- つらくとも、あなたがカウンセリングを受ける行動を起こすと、カウンセラーがカウンセリングのノウハウの向上の努力をします。しかし、あなたがカウンセリングを受けないと、カウンセラーは「このようなカウンセリングを必要とはしないのか」と、「うつ病・パニック障害」のカウンセリングを廃業する可能性があります。つまり、あなたの行動が、カウンセラー業界を変える可能性があります。
- いくつかの組織(この組織も)が、うつ病、自殺問題、パニック障害などのカウンセリングを行っていますが、クライアントが現れない状況が続くと、この場所、日本での活動を廃業する可能性があります。薬物療法のみが推進されていく、この場所、日本になります。あなたがたの行動が、組織を、社会を、日本を、変える可能性があります。
- あなたがたが、認知行動療法、仏教心理療法、対人関係療法などを受けて、うつ病、自殺念慮、パニック障害などが治るということを証明して、これらの心理療法の有効性を評価してくれないと、医師、カウンセラーが、これを研究し、広めようという気になりません。こういう専門家も知らないのです。これでは、こういう効果ある心理療法が、日本では、行われません。そういう日本が続きます。日本を変えるのは、あなたがたの行動です。
- 「認知療法のカウンセラーにあったが、治らなかった。それも、だめだ。」と絶望しないでください。何人でも、別のカウンセラーにあうべきです。
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認知療法のカウンセラーにも技術の差がある)
- あなたがそのままの状況であるならば、家族が悲しんでおられるかもしれません。しかし、あなたが治るための行動を起こすと、家族も変わります。あなたが、治ると、あなたの行動するところに、あなたの言動が働きかけて、そこ(組織、場所、社会)が変わります。あなたの行動が、社会を変えます。あなたが治して、社会に出ていくと、家族が、社会が変わります。あなたの行動で、社会、歴史を変えてください。ひきこもり続けること、自殺することでは、社会、歴史は変わりません。うつ病・パニック障害、自殺問題の取り組みの政策、歴史を変えるのは「あなた」です。
- うつ病、パニック障害などになる方は、誠実な人、がんばる人が多いのです。あなたが治ると、その誠実さは変わりませんので、よりよき社会を作る働きをするでしょう。あなたが「治るために行動」することで、社会が大きく変わります。今の日本はおかしいではありませんか。変えましょう、この日本を。
- 「私」は社会から規定され社会から受ける存在ですが、「私」は社会に働きかけて社会を変えることができる存在です。社会的存在です。