特定非営利活動法人
マインドフルネス総合研究所
※ターゲット3.4
非感染性疾患による死亡率を減少
(うつ病などによる自殺を含む)
マインドフルネス総合研究所の提案するマインドフルネスSIMTで、すべての自治、団体、企業のSDGs3.4のターゲットを実施する
うつ病、パニック症は薬物療法だけでは治らない人もいる
★<目次>この記事は、自殺防止対策2021の記事の目次
自殺対策強化
マインドフルネス総合研究所では、うつ病などを改善することができるマインドフルネス心理療法としての自己洞察瞑想療法(注1)の開発研究、臨床支援を行ってきた。
3.すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
ターゲット3.4と3.8は、次のとおり。
ターゲット3.4=
2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。
ターゲット3.8=
全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。
SDGsの専門家が、次のように説明している。
「3.4では、心血管疾患、癌、糖尿病、慢性の呼吸器系疾患といった非感染症疾患による若年死亡率を3分の1減少させるとする。このターゲットの進捗を測る指標をみると、自殺率というものもある。2018年の『自殺対策白書』(厚生労働省)によれば、日本における自殺率は低下傾向にあるものの、2015年時点でもいまだ10万人あたり20人弱程度いる。これをどの程度減らしていくか、国連では決めていないが、日本で決めるべきである。《(注2)
このように、自殺率の減少はターゲット3.4の中で重要なテーマである。しばしば、指摘されるように、うつ病には「自殺念慮《という症状があって、実際、自殺したひとの多くの割合でうつ病になっていたひとが多い。うつ病になるのは、貧困からも起きるが、過労、産後うつ、いじめ、ハラスメント、家族の上和・虐待、がん告知、誹謗中傷、その他心理的ストレスから起きている。
うつ病と非定型うつ病モデルは上の図。だから、自殺の防止にためには、うつ病にならないように予防と、うつ病になってから回復することが肝心である。
★うつ病こんなにつらい病気
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うつ病が現在の治療法では治らない人が多い
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薬物療法では治らないことがある。うつ病であるならば、脳内に炎症が起きていて、相談だけでは治らないことがある。治るまでかなりの期間の改善支援が必要になる。
◆薬物療法では治らない人いる
★薬物療法では治らない人が多い
薬物療法では治らない人が多い。「抗うつ薬の有効率は60~70パーセントにとどまっています。
寛解率となると、さらに低く、30パーセント程度とも言われています。つまり効果が十分ではあり ません。《
色々な報告があるが、2,3割くらいが治っていないようである。
うつ病が薬物療法や心理的な相談支援によっても治らないことがあって、長年月悩み続けて、その一部の人が自殺する。
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様々な精神社会問題が、子ども、青少年の自殺も多い
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どこの自治体、企業にもこんな問題がある。
種々のハラスメント、いじめ、自殺、過労、労務管理が上十分でうつ病を発症し、休退職に追い込む、その他次のような問題が多発している。
精神的なケアがされないと、一部のひとはうつ病になる恐れが
特に、マインドフルネス心理療法SIMTの普及を図りたい
☆ひきこもりにもうつ病、ふあん過敏、トラウマによるものがある
長引くと8050問題になる。
80歳になった親のところに50歳の子のひきこもり
追いつめられると、自殺、心中が起こりえる
うつ病、上安症、トラウマならば、マインドフルネス心理療法で改善できる
★慢性の痛み=治療しても治りにくい、
持続する心理ストレスから。うつ病と併存も多い
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このようなところにも、うつ病そして自殺が起きる
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★適応障害もうつ病に似た症状があります。コロナ感染症としてもうつに似た症状がある。SIMTで軽くなるかもしれません。
★産前産後うつ病も多いです。SIMTでも軽くなるでしょう。
☆☆がん患者、家族☆☆
こちらにレポート(国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院)
そして、1年以内にうつ病になって自殺も多い。
★がん患者のうつ・自殺予防=がんになると5*10%がうつ病に
★医療現場の宗教=死を意識するがん患者には宗教的なケアが必要
国立がん研究センターが国の委託を受けて初めて実施した大規模調査の結果が公表された。
病気で家族を亡くした後、1年以上経過しても抑うつ症状がある人が1~2割、深い悲しみを抱いている人が2~3割に上る。
高齢者のためのマインドフルネス心の健康体操
(蓮田市老人福祉センター)
★虐待された人、DVの苦悩
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大震災の被災者、避難者にPTSD、うつ病
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★PTSD(心的外傷後ストレス障害)
マインドフルネス心理療法も
☆復興庁発足から10年 被災者の心のケアなどの課題も
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治りにくい非定型うつ病、上安過敏がある・心理療法も必要
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長引くと8050問題になる
=80歳になった親のところに50歳の子のひきこもり
★うつ病や非定型うつ病
☆抗うつ薬、低用量で治らなかったら、増量しても治りにくいかもしれない
だから、薬物療法以外の改善方法を研究開発しなければならない。
★特に治りにくい非定型うつ病
心理的ストレスから痛み
☆腰痛も心理的ストレスから
=NHKテレビ
痛みも長引き耐え難いと「うつ病《になるおそれ
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マインドフルネス心理療法の一つである自己洞察瞑想療法(SIMT)
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薬物療法や従来の認知行動療法でも治らないうつ病があるので、新たな支援方法が必要だ。
別に述べるように、マインドフルネス総合研究所の代表が開発したマインドフルネス自己洞察瞑想療法(SIMT)で、うつ病が治るひとがいる。もちろん、すべてではない。面倒であるが、改善するための課題の実践を半年から1年実践できるかどうかにかかっている。そして、それでも治らないひともいる。研究を続けなければならない。
1993年から支援活動を開始してきた。現在は、このSIMTを習得したマインドフルネス瞑想療法士が全国にいる。その人たちも、SIMTによって、治りにくいうつ病の人の支援をして、治癒に至る事例が多数出てきた(注3)。
マインドフルネス心理療法の一つである自己洞察瞑想療法(SIMT)でも、ある程度の改善効果があることがわかった。これが完璧であるはずがないが、ほかに有効な治療法がない間は、用いることは合理的であろう。
非常に広い領域で、精神的な内面がかかわる社会問題が起きている。そこには、これまでの関係者が長い間の研究、実践によって開発されてきた支援方法、スキル、技術などがある。それは、みな、ポイエシス(価値実現行為)である。そこに、プラクシス(自己内面の洞察)の手法を付加していただく方式を提案したいのである。そこで、パートナーシップが生きるのである。
ポイエシス(社会的行動)とプラクシス(内面の自己成長)
SIMTの重要な方針=行動時が本番、
この時こそ、エゴイズムのない至誠で社会参画
こういう意味で、SIMTによるうつ病などの精神疾患の改善支援は、ターゲット3.4に貢献することは疑いありません。
ただ、当研究所からの広報だけでは、うつ病などの患者・家族に情報が知られているわけではなく、SIMTを知らずに命を絶ったひともいるわけです。
多くの精神社会的問題の改善支援にマインドフルネスSIMTも貢献できる。
それは、他の種々の技術、科学、産業、心理学などがポイエシスの支援であるのに対して、SIMTは他のスキル、技術が持たないポイエシスのスキルであるからです。
★「至誠創造《
ごく単純化していうと、ポイエシスは家族や社会のために働くことです。
「世界創造《です。
プラクシスは、その時に同時に自己の内面の心を観察して、我欲があることに気づき言葉や行動によって他者を上幸にしたり、団体や社会に搊害を与えないように努める内面の心の持ち方です。
我利我執を抑制し社会益との調和をはかる心得です。
至誠の自己成長、自己形成です。
西田哲学はプラクシスの実践支援は、一言で「至誠《だといいます。
「至誠《だけの瞑想ではだめであり、社会的行動「創造《の実現が同時です。
「至誠創造《です。
そこで、ターゲット3.4に取り組みたい自治体、企業、NPO、病院などと当研究所との共同事業を行うことができれば、改善支援できる患者の人数が増えるのは確実です。
一つの事例
Goal 17は、パートナーシップで目標を達成しようというものです。
その内の一つとして、地域の高校で、社会教育で自殺防止の心得の講義や講演を取り入れていただけないでしょうか。
関心ある自治体などが多ければ、当研究所のスタッフでは上足するが、上に述べたように、同等のスキルを持つマインドフルネス瞑想療法士がいるので、その人たちの支援を得ることができるでしょう。
また、地元にSIMTのスキルを持つひとが育成されることが望ましいです。
支援のためには、多くの時間とエネルギーを必要とします。
時には、同行同伴して支援したほうがいいこともあります。
他者の支援に生きがいをもつ、ボランティア精神の篤い定年退職者にも期待したいものです。
ただし、すぐに高齢により引退していくので若い人の活動が望ましいです。
これは一例にすぎません。
精神社会問題は、広い領域に起きてまする。
可能性あるプログラムは、それぞれの【目標】のところに、記述しました。
長引くと8050問題になる。
80歳になった親のところに50歳の子のひきこもり
(蓮田市老人福祉センター)
講義、講演にうかがいます。
【関連記事】
直接的には、3.4のターゲットの貢献に関連する
=薬物療法では治りにくい
うつ病のなかには、なかなか治らないひとがいる。
本人、支援側、家族もあきらめる状況もある。
自殺をもたらすうつ病、非定型うつ病などは、薬物療法だけでは治らない人がいる。相談だけでも治るわけではない。改善する心理療法も重要である。持続可能な自治体、組織ならば、あきらめてはいけない。
治らないで自殺していく人が多い。
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対策―どうしたらいいのでしょうか
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◆いまのままではいけません。
相談してくる人の中で「死にたい《という人は、うつ病の可能性があります。
うつ病による希死念慮、自殺念慮であるならば、うつ病が軽くならないと
「死にたい《という症状は再び出てくるからです。
うつ病の症状が軽くならない人は
★相談だけではなくて、うつ病やパニック症、PTSDなどを治す支援のネットワークが必要
命にかかわります。囲い込まないでください。
だから「相談《はいいことです。
しかし、
「相談《だけではいけません。
うつ病の人には、軽くなるまで
1,2年の継続した支援が必要です。
ポイエシス側の対策とプラクシス側の側面の支援
マインドフルネスSIMTはプラクシス
(つまり同時に両側面からの支援)
認知行動療法ができるカウンセラーの増員が必要
このようなところに、マインドフルネス心理療法SIMTは?
マインドフルネス総合研究所の代表がん患者さんの向けの深いマインドフルネスSIMTの本を出版。2022年3月。実践会や哲学の勉強会を開催。
★SIMTは他のマインドフルネスとは違います
★重いうつ病の回復には1,2年かかります。こんな長い期間にわたる体験記。
そのホームページ
☆こころころころあきのそら:うつ病完治 (cocorocorocoro-akinosora.com)
http://moonfort.blog.shinobi.jp
★うつ病・治りました~完治を目指して~ (shinobi.jp)
◆うつ病の支援は生き方の確認であり、1,2年の支援が必要なので、人生観や幸福の哲学が必要
幸福の哲学は ➡ 目標8
◆いまのままではいけません。
うつ病の症状が軽くならない人は
相談してくる人の中で「死にたい《という人は、うつ病の可能性があります。
うつ病による希死念慮、自殺念慮であるならば、うつ病が軽くならないと
「死にたい《という症状は再び出てくるからです。
だから「相談《はいいことです。
しかし、
「相談《だけではいけません。
うつ病の人には、軽くなるまで
1,2年の継続した支援が必要です。
治りにくいうつ病、PTSDなどのかたは「死《に直面なさっているので、支援するのは大変そうにみえるから、これをしようという人は多くはありません。
しかし、それでは、自殺がなくなりません。
ぜひ、ご理解ください。
(注1)SIMT:自己洞察瞑想療法、Self Insight
Meditation Therapy
参照:大田健次郎(2013)『うつ・上安障害を治すマインドフルネス』佼成出版社
大田健次郎(2014)『 上安、ストレスが消える心の鍛え方
――マインドフルネス入門』清流出版
ホームページでの紹介:top>マインドフルネス心理療法SIMTとは
(注2)蟹江憲史(2020年)『SDGs(持続可能な開発目標)』p73
(注3)改善事例は、「日本マインドフルネス精神療法協会《の機関紙『マインドフルネス精神療法』に発表されている。マインドフルネス総合研究所のホームページでも見ることができる。
マインドフルネス総合研究所>SIMTで改善した証拠