特定非営利活動法人
マインドフルネス総合研究所


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*** 治療法の現状・課題 ***


薬物療法以外の対策も重要 

種々の治療法と社会の仕組みの現状と課題について考える

  • うつ病、自殺は、薬物療法が一定の効果があります。まず、うつ病だと自覚して、薬物療法を受けるべきです。これは、医師、政府、マスコミが啓蒙しています。
  • しかし、薬物療法だけでは、治らない人も多いのが実情です。
  • 薬物療法は重要であるが、薬物療法だけではいけない。心理療法は重要であるが、それだけではいけない、ということを示唆しています。うつ病や自殺は、極めて深い人間の生き方にかかわる問題です。心の問題は、物質(薬物)のみでは、解決しないのでしょう。
  • 欧米では、うつ病、パニック障害、摂食障害に、心理療法が常識
    →うつ病、パニック障害の治療に欧米では認知行動療法、対人関係療法、マインドフルネス心理療法
    CBT-3)
  • 無評価で観察の瞑想による第3世代の認知行動療法(CBT-3)も、うつ病などの治療法にはならなかった。重いうつ病患者にはむしろリスクがある。

 

マインドフルネスへの種々の批判と限界(第1世代マインドフルネス、CBT-3

 


<薬物療法、カウンセリングの問題点を指摘する>

  ➡軽症うつ病には心理療法の併用が効果的

重いうつ病、不安障害は傾聴型のカウンセリングでなく積極的助言の認知行動療法

治療法の現状と課題

 

パニック障害

 

 

環境・背景・課題

 

 

認知療法でうつ病が治る人もいる

認知療法で治らない人もいる。
そこで、マインドフルネス心理療法が開発された

しかしマインドフルネス心理療法を継続できない人もいる

  • 課題を覚えられない、遠くて通院できない、自分で課題管理ができない、理解できない、意欲がない、信じられない、など、種々の理由で、マインドフルネス心理療法を継続できない人もいるでしょう。そういう人もできるように、マインドフルネス心理療法のカウンセラーを増やして個別指導を行う、入院形式のプログラムを提供する仕組みを作ることも必要でしょう。
  • だから、薬物療法、認知療法、マインドフルネス心理療法のどれでも、自分にあう療法を受けてみて、軽くならないようであれば、この3つのうちから、他の療法を受けてみるといいでしょう。同じ療法でも、セラピストの熟練度によっても、違いが出てくるでしょう。セカンド、サードと、自分にあった療法、セラピストをさがすといいでしょう。
  • 薬物療法以外の取り組みも重要です。薬物療法が効果がなければ、為すすべがないというのはおかしい。他の支援網を利用できるようにすべきです。病気で薬物療法のみという認識が遅れている証拠です。